カーネーションを見ていて

今、NHKでは連続TV小説「カーネーション」が放送されている。ゲゲゲ以来の秀作なので毎日2回くらい見ている。

時代は第二次世界大戦さなかの昭和18年、苦しい状況から始めた戦争は苦しさを増し、徴兵が高年齢化し物資は無くなってきている。

ドラマは前線の様子(男視線)を描いていないが、銃後の社会(女視線)を丁寧に描くことにより前線の悲惨さを見事に描いている。

今日のシーンは夫が出征した主人公(糸子)の所へ国防婦人会の4人がやってきて「出征したから不要となったミシンを供出せよ」と迫る。「帰還後に仕事が出来なくなるから供出できない」という糸子に婦人会のリーダーは「生きて帰るなどと考えるな、骨になって帰ることを誇りとせよ」といったような事を言う。

このシーンで思い出すのが沖縄での日本軍の行状である。慶良間諸島などでは島民に自決を迫り、多くの島民を集団自決などで死に追いやった。自決させた目的は何だったか?。答えは明白である、島民が持つ食料を奪うことであった。生きている人間から強奪するよりも物言わず動かず逆らわない人間から奪う方がたやすかったからである。補給が無い日本軍は自分達だけが生き延びるために島民を殺して強奪したのだった。そしてその食料で命を繋いだ軍人達が、恥も知らずに帰還したのだから恐れ入る。

日本軍が食料を奪う事は八重山諸島でも行われた。波照間島などへ乗り込んだ日本軍は強制疎開という形で島民を島から追い出しそこで飼育していた家畜など食料となるものをみんな奪った。西表島へ強制的に送られた多くの島民が西表で多発していたマラリヤにかかり死んだ。日本軍は西表島へ疎開させればマラリヤで死ぬことを知っていたのだ。

そして今回の金属供出の話。働き手を徴兵して戦地へ送ってしまえば、後に残された使い手が居なくなった道具は奪うことが出来るという、食料強奪と全く同じ論理である。

YahooのTV感想欄を見ていると、多くの人はまともな感想を言っているのだが、中には何とも理解不能な類の人間がいるらしく、反戦ドラマだのなんのと言って、日本が戦争をした事は正しいことだったと戦争を賛美する感想を書く人が居る。本当に、当時の日本軍や日本政府を擁護し好戦的な事を書く人はどういう人で、どういう脳みその構造をしているのか見てみたいと思う。

反戦ドラマおおいに結構、あの馬鹿げた戦争の悲惨さを忘れないために、何時までも反戦ドラマはあるべきであると、バカが書く感想を読みながらそう思う。

 

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