掘り返してみれば… 別荘地に家を建てるまで(6)

またもや間があいてしまい、すみません。前回はこちら
さて、いよいよ建築作業が始まりました。最初はまず立木の伐採。家を建てる範囲にある木は、根っ子も含めて取り除かなければなりません。その作業が終わった頃、住宅会社から連絡が。「すみません、下が砂です…。」
根っ子を取り除こうと重機で木を持ち上げたら、ズボッと根全体が抜けて、砂が掘り返されてしまったそうで、このままでは家を建てても簡単に傾いてしまいます。では、どうするか…。
このようなとき最も確実な方法は、砂の層の下にある堅固な地盤までボーリングしてコンクリートの柱を建て、その上に家を建てること。しかし費用がかかりすぎ、その方法は断念しました。
代わりに提案されたのが、厚さ1mくらいのコンクリートの土台を作って、その上に家を建てること。費用は安いのですが、砂の上であることには変わりないので、絶対に傾かないという保証はない、とのこと。しかし、無い袖は振れないので、この方法で妥協することにしました。
安曇野の別荘地は地形的には扇状地の付け根近くにあるので、地質は砂礫であることが多いのです。100mほど山の方に行ったところで幅50cmくらいの流れになっている小川が、50mほど下ると地中に吸い込まれて流れが消えてしまうほどなので、一帯が砂なのでしょう。
もっともこの吸い込まれた流れが何十年かすると、有名な安曇野わさび田湧水群となって湧き出てくるわけですが。
というわけで思わぬ出費に資金繰りは大丈夫かと、不安になってきたのでした。
写真は、コンクリートの土台を作るために地面を大きく掘り下げたところです。
次回は、家の内装についてちょっと触れてみたいと思います。


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