所在地 | 中信/松本市(山頂は岐阜県高山市との境界) |
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最高地点の標高 | 2393m(焼岳北峰) |
参考サイト | |
天気サイト | https://tenki.jp/mountain/famous100/3/23/165.html |
現地ライブカメラ | http://www.hrr.mlit.go.jp/matumoto/bousai/live_azusa.html (3つの焼岳設置のカメラあり) |
おすすめの季節 | 雪がない初夏~初秋。夏は暑く途中からは木陰がなくなる。 |
焼岳は、上高地の大正池の上に見える山です。上高地からもわずかに白い水蒸気が吹き出しているのが見え、浅間山と共に、長野県内で火山活動が見られる活火山ですが、大正池を作った大噴火の後、火山活動は落ちついています。
焼岳への登山は、最高峰の南峰への立ち入りは禁止されていますが、40mほど低い北峰に登れ、穂高連峰などの眺望を楽しめます。百名山で、日帰りで登れる北アルプスの山として人気があります。
ルートは、車で来た場合は、上高地に入らず、中の湯温泉の旅館横の駐車場に停めて登って下りればバス代と時間を節約できますが、上高地から登るのも眺望が良くてお薦めです。ここでは、上高地から登り、下りは別ルートでバス停のある場所に下りるコースをご紹介します。
焼岳の標高は約2400mですが、途中、急勾配の場所や、絶壁を長い鉄ハシゴをつたって登る場所もあり、本格的な登山です。
「現地ライブカメラ」へのリンクは、お出かけ前に現地の天候状況などを知るのにお役立てください。ただし、山の天気は急変する事があります。
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歩行開始地点付近の地図
歩行開始地点までのアクセス
上高地のページをご覧ください。バスやタクシーは、「帝国ホテル前」バス停で下車します。
車
長野道松本ICから約40分+バスかタクシーに乗り換えて約30分
中部縦貫自動車道高山IC(岐阜県高山市)から約45分+バスかタクシー約30分
中の湯温泉旅館の駐車場に停めて(有料・要予約)、上高地に入らず、以下のコースと逆に中の湯バス停から登ることもできます
公共交通 電車+バス
松本駅から約1時間50分・高山駅から約1時間40分
コース案内
帝国ホテル前バス停~登山口~焼岳小屋(2時間半)
バス停から、人気の高い帝国ホテルを右に見ながら、田代橋に向かい、橋を2つ渡り、西穂高岳への道との分岐を、左に曲がります。林道を10分ほど歩くと右に登山口があるのでそこから入山します。
最初はゆるやかな登りで、鳥の声や沢の音を聞きながら、林間をハイキング気分で歩けます。かなりの大木が横たわっているのに関心しながら進むと、左側に大きな谷が見えて来ます。
スタートから1時間ほど歩いたところで、急に勾配がきつくなります。ハシゴやロープを何度か越え、道も狭くなります。森林限界に達して日なたになり、最後に90度の絶壁にかけられた長い鉄ハシゴを登ると、笹の原になり、勾配も楽になります。やがて、「小屋まで121歩」と書かれた標識があり、121mではなく121歩というユーモアのある表現のせいもあり、嬉しくなります。緑色の屋根が特徴的な焼岳小屋に着きます。
焼岳小屋~展望台~焼岳北峰山頂(1時間半)
前穂高岳と眼下の上高地 焼岳小屋を過ぎてすぐ、西穂山荘と笠ヶ岳への道との分岐の新中尾峠を左に曲がり、10分ほど登ると、視界が開けて「展望台」と書かれた場所があります。
この辺りから、左に笠ヶ岳と麓の新穂高温泉、右に奥穂高岳~前穂高岳、そのはるか右下に上高地の大正池やホテル群が見えて爽快です。視界が良いと、反対側に、乗鞍岳、御岳山も見えます。写真の右下の極小の赤い屋根が出発点の上高地帝国ホテルで、よくあそこから登ったと我ながら感心します。
さらに歩を進めると、眼前に焼岳へのルートが一目瞭然に見える場所に来ます。あちこちの岩のすき間から水蒸気が出ていて、地球が生きていることを実感します。
少し下りてから岩場の急登をがんばって登ると、中の湯コースとの分岐点になります。ここにリュックを置いて、右に10分程度で焼岳山頂に到着です!
焼岳北峰山頂~中の湯バス停(2時間半)
山頂も展望がすばらしいです。奥には、昔の噴火口に水が溜った美しい火口湖があります。リュックを置いた位置に戻り、右側のコースを下山します。
このあたりには、たくさんの草や低木が生えていて、9月頃なら草紅葉が見られます。中の湯コースは上高地コースより歩きやすいです。やぶをかき分けたりしながら1時間ほど歩くと分岐点があります。右が中の湯温泉の旅館と駐車場に下りる道、左が卜伝の湯(日帰り入浴できる面白い温泉でしたが、2020年から残念ながら入れなくなっています)とバス停に下りる道です。右の道の方がより整備されていますが、バスで帰る場合は、左の道を下ります。
狭いがブナの大木や白樺が多く美しい森の中を、ひたすら下ります。やがて車道と水の流れる音が聞こえて来ますが、なかなか近づきません。がんばって下りると、卜伝の湯からわずかに高山よりの車道に出ます。上高地にバスで戻る場合は、管理人の小屋の左のバス停、松本方面に戻る場合は釜トンネルの前の道を渡ったところにバス停があります。
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