信州自遊塾の講座「人間はどこまで家畜か」


先週土曜、事務局のメンバーである信州自遊塾で「人間はどこまで家畜か」の講座を松本で開催しました。

同名の書籍などの著者で、今全国的なメディアで注目されている、長野県内の精神科医でブロガーの熊代亨さんに、
ブログから連絡して講演をお願いして快諾いただきましたが、
当初申込みが少なく、また、巨大台風でどうなることかと毎日天気予報を見て心配しました。

幸い影響は少なく、約80名もの方にリアル参加いただきました😀
熊代さんを囲んでの打ち上げも盛り上がりました。

内容は、
・人間は文明の発達により、攻撃的→協力的になるなど、生物学的に野生動物よりも家畜に近くなって来た。
・それは悪いことではないが、近年の社会の変化によって一層「文化的な自己家畜化」が求められている。
・それについて行けず、生きづらく感じる人も多い。
・資本主義により、コスト・タイムパフォーマンスの奴隷になり、それが少子化も引き起こしている。
・西暦2060年と2160年の社会を予測してみるー自由で幸せか?
といったことですが、
例えば、渋谷のスクランブル交差点や東京の満員電車で人がぶつかって喧嘩になったりあまりしないのは、「自己家畜化」しているからで、数百年前の人間ならできなかった、という例がわかりやすいです。

自然に囲まれていて人口密度が都会より少ない長野県にいても、人が野生動物よりも「家畜」に近くなっているのはわかります。問題意識を持つ人が多いことが実感できて、嬉しかったです。