松本のインバウンドを熱くする会ワークショップ~奈良井宿と松本


「松本のインバウンドを熱くする会」のワークショップを10ヶ月ぶりに行いました。
毎回、いろんな切り口で松本のインバウンドを熱く語って頂いており、今回は「奈良井宿と松本、つながれる?」と題して、奈良井宿観光協会の理事で漆器店を営む斎藤さんにお越し頂いて、奈良井の現状をお話しいただきました。
スタッフも含めて27人に参加していただきました。参加者は、観光施設・観光協会・通訳ガイド・新たにツアーを行う方や宿を始めた方・観光協会の方・インバウンドを探求している高校生・弊社のようにプロモーションの仕事をする人などで、外国人も2名。

奈良井宿の400年前の地図と、今の航空写真を比べて、街道や街並みの構造などがあまり変わっていないのは驚きです。例えば城下町の松本ではだいぶ違っていますね。

単にお店や施設が並ぶ観光地ではなく、住んでおられる人がいるのが魅力(コンビニも食料品店も薬局も銀行もない)ですが、
課題として、空き家もあり、外から来て借りたい人はいるが、単にお店として営業するより住んでもらう人に来てほしい、というのがネックになっているそうです。

その後、奈良井と松本の連携に尽力されて来たJTBの中乗さん、塩尻と松本で着物・甲冑のレンタルなどのお店をやっている「花こみち」の磐佐さんにもいろいろ語っていただきました。

・奈良井宿の年間観光客数は松本城にも負けないぐらいだが、1~2時間長い街道を歩くだけで、消費額はたった900円とか(特に日本人は)。
・奈良井にオーストラリアの国の形に似ている石があるというSNSでの投稿でオーストラリア観光客が多い・甲冑が着られることを知ったイギリス人がそのためにわざわざ松本に来るなど、インバウンドはいろんなことがきっかけでプロモーションでき、宣伝することが大事。
・塩尻にある「短歌館」が着物で写真を撮ると「映える」、外国人は日本のコンビニが面白くて記念写真を撮るなど、意外な場所が観光スポットになり得る。
など。
その後、参加者どおしでグループディスカッションと、初参加の方の自己紹介・名刺交換などで「熱く」盛り上がりました。