上田で信州大学の繊維学部に寄ってみました。
ここは、文化財指定の明治や昭和初期の建物がたくさん残っていて、中でも資料館となっているかつての蚕(カイコ)の繭の貯蔵庫の建物は、115年前、明治時代の建築です。総煉瓦造りです。
講堂も100年近く前の昭和4年の建築で、今も大学の講堂として使われている他、映画やドラマのロケにも使われてます。
昭和5年の建築の「旧アイソトープ実験室」は書庫として使われているそうですが、今ではボロボロで、名前通り怪しい建物で、夜は何か出てきそうです。
信州大学は長野県内北信・中信・東信・南信の4エリアに、学部が分かれている「タコ足大学」ですが、それぞれの特徴にあった学部があり、東信の上田は養蚕・絹の製造が盛んな地域で「蚕都」と呼ばれたため、全国唯一の「繊維学部」があります。4学部の中でも一番文化財が多く、観光客が散策するのにも良い場所です。