松本の市街地に唯一残った映画館、それも5本同時上映できるシネコンの「エンギザ」が、昨日27日、閉館したらしい。
その前の日、レイトショーで、名画上映団体の松本シネマセレクトが今までで一番の作品と薦めた映画「息もできない」を見たが、その時は、今後の上映予定作品のポスターもあったし、何の前ぶれもなかった。まさに息もできない衝撃。
突然の閉館なので、資金繰りが回らなくなっていわゆる倒産、ということなんだろう。
松本シネマセレクトの宮崎さんのTwitter、@cinema_selectには「cinema_select: 街中の映画館、守れなくてごめんなさい。」とあった。
松本に引っ越した時は、松本の市街地にはエンギザの他に、名前がすごい「テアトル銀映」、これぞ場末の映画館「上土シネマ」など、5・6館も映画館があり、街中で上映宣伝カーも走っていて、何と映画館の多いいい所に来たもんだと思ったのに、10年で全部なくなるとは。
これで松本で映画館で映画を見るには(映画は映画館で見るものです)、自転車ではちょっと行けない距離に2年前にできたシネコン「シネマライツ8」、車でも行きたくない距離の「アイシティシネマ」に行くしかない。大ショック。
高い入場料の歌舞伎やサイトウキネンがもうすぐ始まるのが、皮肉。
日本最古の木造映画館とも言われる「長野松竹相生座・ロキシー」が市街地の権堂にある長野市がとってもうらやましい。
エンギザ閉館(倒産?)の衝撃
映画・音楽・アート2010.06.28
エンギサが無くなるのは残念ですね。
アリミズさん
残念無念です。宮崎さんは、(映画館に足を運ばなくなった)みんなに責任があるとおっしゃいますが、映画を観られる場所が、一館もなくなるなんて。