松本の街で最後に残った昔ながらの映画館「上土シネマ」がついに閉館し、記念特別上映を見に行った。
深作欣二の代表作の東映やくざ映画「仁義なき戦い」。
映画館が映画館らしかったころの映画。
手書きの看板も特別に復活。
10年前に松本にIターンした時、市街地に10軒近く映画館があり、さすが文化的な地方都市、と思った。それが一つ一つ閉館して行き、「テアトル銀映」についで「上土シネマ」もついに閉館。
前にここで初めて映画を見た時のことを思い出す。
切符を買う時、一本しかやっていないのに、見る映画の名前を聞かれて苦笑した。「映画の日」だしけっこう人気の映画なのに客は数人。暖房があまり効かずに底冷えのする床で、それでも昔ながらの大きなスクリーンの映画館で満足しながら見た。
記念特別上映は今日24日で終わりです。
さらば街の映画館たち
映画・音楽・アート2008.11.24