この前乗鞍で、「とうじ蕎麦」という食べ方のソバを初めて本格的に食べた。
乗鞍の南の奈川地区の郷土料理で、「分かりやすく言えば、ソバのしゃぶしゃぶ」と地元の方が教えてくれた。
寒い冬に暖かいソバを食べたいが、かけそばだと、お湯に入れて時間が経ってソバの風味が薄れる、なので、写真のようにカゴにソバを入れて直前に湯がき、汁や具とともに頂くのである。
「とうじ」の「とう」の漢字は初め「冬」だろうと思ったが、「(ソバをお湯に)投じる」の「投」らしい。
真冬の寒い時に、熱いお湯で体が暖まり、美味しい、という何気に信州らしい食べ方である。
とうじ蕎麦
郷土食・食材2009.12.06
「投汁蕎麦」と書きます。
その名前通りです。
なるほど。
でも、ひらがなで書いた方が美味しそうな気がします。
そうですね。
私も最初は汁が投げられるのかと、驚きました。