月曜日に行ったもう一つのスポットが、佐久の望月にある「職人館」。
名前だけ聞くと、飲食店とは思えない。「そば処」ということになっているが、単なるそば屋ではなく、古民家で、こだわりの食材を使った創作料理を食べられる場所と言ったところか。
「館主」の北沢正和さんは、東京方面に知名人の知り合いやファンが多いらしく、この日も駐車場に停まっていた車のナンバーは、多摩(東京)・柏(千葉)・湘南(神奈川)・所沢(埼玉)と、関東の都県が勢揃いで、長野県内はうちの車だけ。
回りには観光スポットはほとんど何もない、人も車もあまりいない山の中で、この店だけは満員御礼という集客力に脱帽。
今は、脱サラの蕎麦屋も古民家レストランも創作料理も珍しくないが、北沢さんが公務員から脱サラして何もない田舎で蕎麦屋を始められたのは20年ぐらい前なので、スローフードのハシリなのだろう。予約なしで言ったら、実際ランチを食べ終わるのに2時間半もかかった。
写真は「山ぶどうドレッシングのそばサラダ」。美味しいが、オリーブオイルが多すぎるような気もした。
そばは十割蕎麦なので、つるっとしたのどごしはない。「そばの実と放し飼鶏卵のリゾット風」が一番美味しかった。 地図はこちら