時期 | 12月第1土曜~15日中の5~6日間 2024年度:12月7日・11・13~15日・21日(今年のみ変更)の計6日間 |
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場所 | 南信/飯田市 南信濃・上村 遠山郷 諏訪神社など8神社 |
アクセス:車 | 中央道飯田ICから東に走り「永代橋」右折、三遠南信自動車道矢筈トンネル経由国道152号を南に計約1時間(上記Webページ中に、詳しいアクセスマップと、各神社の位置の地図へのリンクがあります) |
アクセス:公共交通 | 飯田線平岡駅からバス約30分または飯田駅からバス約90分 |
料金 | 無料(できれば2~3千円程度の寸志を奉納) |
電話 | 飯田市南信濃自治振興センター 0260-34-1071・飯田市上村自治振興センター 0260-36-2111 |
web |
料金や営業日時などは最新の情報でない場合があります。公式サイトやお電話等で直接ご確認ください。記載内容が正確でない場合も、施設に責任はなく、当サイトでも責任は負えません。
諏訪神社
とっておき情報
霜月まつりは、南信州の「遠山郷」と呼ばれる地区で、12月の厳冬期の深夜、熱湯を使って行われる迫力のある神事です。古く平安時代からほぼ同じ形式で伝わるとされ、国の重要無形民族文化財に指定されています。
2001年に大ヒットしたアニメ映画「千と千尋の神隠し」で、神々がお湯に入り疲れた身体を癒す不思議な町は、宮崎駿監督がテレビで霜月まつりを見て発想したそうです。古い神社の中でいろいろなお面をかぶって八百万の神に扮した村人が、次々と煮えたぎった大きな釜の周りを、踊りながら熱湯を素手ではねとばす「湯切り」は、確かに非常に印象的です。火傷しないのかと思いますが、昔から伝わる手の使い方のコツがあるのと、神の力を信じて精神統一をするそうです。
祭りの神事自体はお昼ごろから始まりますが、「湯切り」のクライマックスは午後5時以降に行われます。特に、夜を徹して翌朝まで「祭り明かす」神社では、午後7時以降が見頃です。神社によって釜の数・面の数・様式が異なります。
霜月まつりのような「湯立て神事」は、日本各地の神社で行われており、野沢温泉の火祭りや西洋のクリスマスの起源と同様に、生命力の落ちる厳しい冬を乗り切るために始まったものです。この湯にかかると病気にならないと信じられて来ました。 素手でお湯をかけるのは、全国でも霜月祭りだけです。
遠山郷の霜月まつりは、準備に時間がかかる神事で、以前はよりたくさんの神社で行っていましたが、近年高齢化で徐々に開催する神社・日にちが減っています。特に、毎年12月1日に霜月まつりの皮切りとして行われていた八日市場地区の神社での祭りは2019年から数分間うちわで行う神事だけになりました。
遠山郷は
中央構造線に沿って連なるV字状の谷に集落が点在する山里です。厳しい生活の中で厚い信仰が育まれ、「神棲む谷」と形容されています。
自然の「気」が発生しているとも言われる遠山郷の谷からは、全国的にも珍しい高濃度塩化物天然温泉が43℃で沸き出しており、神や大自然からの贈り物と言って過言ではないでしょう。諏訪神社近くのかぐらの湯は、田中康夫元長野県知事も好んで時々来た、素晴らしい日帰り温泉施設です。
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湯立て神事・霜月祭りは長野県のここでも開かれます
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