レッドデータブックにも絶滅危惧種とし掲載され、「幻の野草」とも言われる山野草です。
実際育てるのも難しく、去年、安曇野の「オキナグサ祭り」で数株を売って頂き、あちこちに植えて見たが、直植えはすべて枯れてしまい、「ゴボウ根だから適さない」と言われた植木鉢の一株がなぜか生き残り、何とか可愛い花を咲かせている。
花が終わった後に、何とも美しい白銀色の綿毛ができ、それがお爺さんの白いヒゲのように見えることから「翁草」と呼ばれるが、信州の地元では逆に稚児の頭を想像して「ちごちご」と呼ばれる。また、日本の「お爺さん草」に対して、韓国では「お婆さん花」(ハングルでハルミコッ)という名前である。
オキナグサ祭りは、このお爺さんのように気難しいオキナ草を10年間で50株から7万株にも増やされて育てているご夫婦がやっておられます。明日までやってます。終わった後も、場所さえわかれば、もう少し後まで花は見られるでしょう。
幻の野草オキナ草 ご存じ?
花・植物2007.04.21