韓国ソウル・スウォン訪問記、グルメ編に続いて今回は街角・名所編です。
まず、韓国で一番面白いと思う場所、市場(シジャン)。ソウルは、昔から、バザールのような専門の市場があちこちに発達し、今も主に卸売市場として機能しています。卸売と言っても、日本とは違い、一般の人も見物でき、買える。
衣料品の東大門(トムデムン)市場と、何でもある南大門(ナムデムン)市場が観光コースとして有名ですが、他にも、あちこちに市場がある。写真は、漢方薬の材料と食品の市場京東(キョンドン)市場の一画です。食品専門の市場としては、可楽(カラク)市場もあります。ニンニクばかり・唐辛子ばかり山積みにして売っている店やら、信じられない数の白菜がトラックで運ばれてたり、見るだけで楽しい。
次にお薦めのスポットは、ソウル北部の、三清洞(サムチョンドン)~北村(プッチョン)エリア。ここは、洒落た店や建築が目白押しで、地元の若いカップルなどに人気。東京では代官山に例えられるそうです。
以前は、若い人に人気の場所は、韓江(ハンガン)南部の、アメリカ文化をいち早くコピーしたセレブの町だったのが、この2・3年で、古い伝統的な建物や古民家を利用した店の多いこの地域に変わったようです。例えば、デートでお茶する店も、お洒落なカフェから伝統茶の店に180度転換。
まず、アーティスト達が、古い伝統的なものや自然を残して利用することに回帰し、若い人たちが追随。日本の建築や観光地の流行の変化を、より徹底してる感じがしました。
左の写真でも、写真ギャラリーの高い美しい建物の右は、古い家屋を利用した店。右の写真は、壁が、金属の格子の中に小石をぎっしり詰めた構造で、実に面白い
写真左の仁寺洞(インサドン)と右の明洞(ミョンドン)は、昔からの観光スポットです。仁寺洞は、伝統的な陶磁器や書道の道具などを売るシブイ店が多い外国人に人気の場所ですが、近年、観光地化しすぎて、面白くなくなりました。明洞は、銀座か渋谷のようなソウル一の繁華街。
最後に、左が朝鮮王朝の宮殿、景福宮(キョンボックン)の壁で、奥の屋根のような、流線型の曲線美が、韓国の昔の建築の特徴。日本のお城などの「直線の美」と対比すると面白い。
右は、世界遺産の都市、水原(スウォン)の八達門(パルダルムン)です。水原は、ソウルから南に30分~1時間の距離で、中国に似た18世紀の城郭が今も残る城郭都市です。名前の通り、水の流れが美しく、水上楼閣の華虹門(ファホンムン)は何度見てもすばらしい。ソウル郊外の名所としてお薦めです。
ソウルを訪れたのは、今回で20回目ぐらいですが、昔から変わらないのは、人も街も明るくて活気があること。例えば、電車に乗っていると、突如マイクを取り出して演説をおっぱじめ、物を売ったり寄付を募ったりする人がいる。
変わったのは、デザインが急速にあか抜けたこととタクシーの相乗りがなくなった(これは残念)ことかな。
長いリポート、お読み頂き、感謝です。
さあて、日本と似ているようでかなり違う隣国、イタリアに例えられる食文化と高い芸術性を持つ半島の国、韓国を訪れたくなったでしょうか!?
韓国リポート~街かど・名所編
外国語・異文化・インバウンド2007.09.29
18年前、1回だけ訪れた街
街は、随分と変わったんだろうなぁ。
人は、変わっていないんですね♪
1番好きなのは、どこの国でも「市場」が面白いね。
16年前に最初に訪れた時に、1泊500円ぐらいのドーミトリに泊まったが、今はもうなくなったと聞きました。世界中のバックパッカー達からオモニ(お母さん)と呼ばれていたおばさん、今はどうしてるんだろう。
今もそんなおばさんがあちこちにいるという点で、人は変わってないです。