外国人客が増えている松本のレストラン「キッチンどんぐり」さんの英語メニューの改訂の仕事を頂いて納品しました。
今回は、マスターの希望で、日本語のメニューに差し挟んで、日本語版・英語版同じ番号を料理に付けて見比べられるようにしました。
食文化は国ごとに大きく違い、文化を反映する言葉も1対1の訳語がないので、メニューの翻訳は頭を使う必要があります。
洋食でも、料理に関するカタカナ語は元の英語と意味が違うことも多いです。
「ポークステーキ」「ビーフステーキ」と言いますが、英語のsteakは、基本、牛肉にしか使いません。また、トンカツの「カツ」の元の英語のcutletは元々薄切り肉のことで、揚げ物とは限りません。
英語を多少わかる日本人の翻訳では間違って伝わることがあるので、弊社ではネイティブに翻訳してもらうようにしています。
日本の食文化に関心が高まる一方、外国人観光客が困ることの一つが、どのお店でどんな料理を食べさせてもらえるかわからないことです。
外国語メニューを作って店頭で見られるようにすることを、トラブル防止のためにもお薦めしています。
どんぐり英語メニュー
外国語・異文化・インバウンド2015.10.05