ハイキング・登山

阿寺あてら渓谷

エメラルドグリーンの阿寺川
遊歩道の新緑
渓谷・滝
歩行時間 40分
レベル
所在地 中信/大桑村
最高地点の標高 650m
参考サイト
天気サイト (阿寺渓谷キャンプ場の天気)
おすすめの季節 水の色やヒノキの緑が美しい5月頃~夏と、紅葉の10月下旬~11月上旬。夏休みは混雑

阿寺渓谷は、美しいエメラルドグリーンの阿寺川がメディアにも取り上げられて最近人気の出てきたスポットです。入り口には温泉施設でバーベキューコテージなどもあるあてら荘、上流にはキャンプ場がありますが、その中間地点に適当に整備された遊歩道があります。

「阿寺ブルー」という名前まである美しい水の色だけでなく、木曽らしい美林の緑が楽しめる他、紅葉スポットでもあります。

ここでは、40分ほどで誰でも散策できる遊歩道のコースを紹介しますが、その前後の渓谷にも、いろいろな民話の名前の付いた淵や滝・かつての森林鉄道の橋脚などがあり、電車で来た方や時間のある方は渓谷の入り口から歩いてもよいでしょう。

阿寺川は深い所があり、水温が低いので、死亡事故が数年に1度起きています。川での水遊びや転落しやすい崖には充分気をつけて下さい。

!ご注意
「現地ライブカメラ」へのリンクは、お出かけ前に現地の天候状況などを知るのにお役立てください。ただし、山の天気は急変する事があります。
記載してある内容で事故などの問題が発生しても、当サイトでは一切の責任や賠償を負いません。記載内容の一部が古かったり正確でない場合も、管理している施設等に責任はありません。

歩行開始地点付近の地図

歩行開始地点までのアクセス

長野方面:長野道塩尻IC・東京方面:中央道伊那ICから1時間40分・1時間30分

  • 塩尻インターを出たら国道20号を塩尻市街方面へ。そのまま直進して国道19号に入る。または伊那ICから権兵衛トンネル経由で国道19号に入る。
  • 「阿寺渓谷入口」の交差点までひたすら国道を走り(制限速度オーバーに注意)、「阿寺渓谷入口」の交差点を、県道261号へ左折後すぐ左折
  • 踏切を渡って道なりに進んだ後、「フォレスパ木曽」の看板に従って阿寺橋を渡り、そのまま直進
  • 道が狭いので、すれ違う車に注意しながら渓谷を進む。途中、「千畳岩」「ヒノキ美林」等の案内板があり、駐車スペースに駐めて見物可能
  • 昔猟犬もここから先は嫌がったという「犬帰りの淵」を過ぎて少し行くと、右側にトイレ・水場のある駐車場があるので駐める。

※2018年から、夏休みのハイシーズン(7月20頃~8月末頃の8時~17時)は、マイカーは「フォレスパ木曽」に駐車し、シャトルバス(15分・往復1000円)に乗り換えることになりました。

中央道中津川IC50分

  • インターを出て国道19号木曽・松本方面への看板に従って走り、国道19号(257号重複区間)に合流する。
  • 国道を33km走り(途中右側に妻籠宿への入口がある)「阿寺渓谷入口」交差点を左折
  • 後は上記「長野方面:長野道塩尻IC・東京方面:中央道伊那ICから」と同様

公共交通  電車+徒歩

中央西線 野尻駅下車 徒歩1時間20分

  • 駅から徒歩20分で阿寺橋まで行き、上記渓谷沿いの車道を、上記シャトルバスかタクシーに乗るか、約1時間歩く。

コース案内

駐車場~赤彦吊り橋~六段の滝(10分)

 
遊歩道入り口と吊り橋

駐車場奥の遊歩道入り口からすぐ、吊り橋で川を渡ります。地元のひのき・さわら材で作られている吊り橋は少し揺れてスリルがあり、眼下に美しい色の阿寺川が見られます。
橋を渡ると、熊除けの鐘があるので鳴らして山歩きのスタート。すぐ木曽らしい見事な林の中の山道になり、川の音を聞きながら歩きます。

やがて、六段の滝との分岐があります。滝を往復しても10分程度なので、分岐を左に進み、急な金属製の階段を注意しながら下ると「六段の滝」が見えてきます。

六段の滝~うなり島(15分)

 
六段の滝

六段の滝は、すぐ近くまで行けて、特に夏は気分よく涼めます。
滝を背にして急な階段を上って元の道に戻ります。ここからは少し急な登りもありますが、木曽の美林を両側に見ながら快適に歩けます。
阿寺渓谷の遊歩道は、あちこちに親切な標識があって今まで来た距離と、この先の距離がわかるのが便利です。

見事な単一の樹木の林の中をジグザグにおり、標識に従って「うなり島」に足を伸ばします(時間のない方は行かずにすませることもできます)。
「うなり島」と言っても島らしくなく、どこがそうなのかわかりにくいですが、河原に降りられるようになっている所がそうです。

うなり島~中八丁吊り橋(+30分のオプショナルコース:熊ヶ淵・牛ヶ渕)~駐車場(15分)

 
うなり島の河原

河原では、水の透明度を間近に体感できます。
「うなり島」という名前も、阿寺渓谷のあちこちにある伝承によって付けられた呼び名で、駆け落ちしてここに住み、悲しい結末となった男女のうなり声が雨で増水すると聞こえると言われています。
今も増水した時は、声は聞こえなくても危険なので立ち入り禁止となっています。

うなり島から元の道に戻ってさらに少し下ると「中八丁吊り橋」があり、渡ると車道に出て、遊歩道入り口に下ります。

物足りない方は、さらに上流に車道を歩いて、かつて熊が親子で水遊びしに来た(-_-;)という「熊ヶ淵」、さらにその先、阿寺渓谷の中で一番深い淵で色と透明度を満喫できる「牛ヶ渕」まで行ってから戻るのもいいでしょう。

2017年5月4日ハイキング時の情報です
2022.09.08 更新

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#阿寺渓谷
「アテラブルー」と言う固有の色で呼ばれる理由が納得できる。そんな光景を観ることができました。青、蒼、碧…、どれにも当てはまるようでいて、どれでもない。水の色を感じることができたかなと。
#阿寺渓谷 #長野 #絶景スポット #観光スポット #おすすめスポット
20241123

「アテラブルー」と言う固有の色で呼ばれる理由が納得できる。そんな光景を観ることができました。青、蒼、碧…、どれにも当てはまるようでいて、どれでもない。水の色を感じることができたかなと。
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