所在地 | 北信/長野市北部 |
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最高地点の標高 | 1917m |
参考サイト | |
天気サイト | https://tenki.jp/mountain/normal/3/23/1035.html |
現地ライブカメラ | https://nagano-city.com (飯綱山に近い高台から東方向を撮影) |
おすすめの季節 | 春~秋だが,夏は少々暑く,日焼けする。空気の澄む秋か山桜と新緑の5月中旬~6月中旬がベスト |
信州には、上田市の太郎山や飯田市の風越山のように、地元の人に愛される山があります。飯綱山も、長野市の真西にあって手軽に登れ、頂上のみならず途中からの眺望がすばらしい山なので、遠足や家族連れなどで長野市民がたくさん登ります。戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山と共に「北信五岳」の一つです。漢字表記は、単独では正式には「飯縄山」ですが、周囲の霊仙寺山と瑪瑙山を含めた表記の「飯綱山」で書かれることが多いです。
登山路は、南側の登山道がメジャーで、バスの場合はより便利ですが、ここでは、戸隠側から登る西登山道をご紹介します。所要時間は南側と同じぐらいですが、少しだけ標高が高い所から登るため、南登山道ほど道がジグザグでなく楽で、戸隠連峰の独特の山容を真正面に見られることがメリットです。
飯綱山は、トイレ・水場(南登山道には少しあります)・途中から日陰がない、「3ない」の山なので、入山前にトイレに行き・水筒を持ち・帽子をかぶって日焼け止め対策、が必須です。特にトイレは、し尿による汚染が問題となっていて、長野市では、大座法師池前のコンビニで売られている携帯トイレを持参して山頂付近に1つだけあるトイレブースで用を足して、ふもとに設置した回収用の箱まで持ち帰るようにお願いしています。
この山は、夏の登山は、日陰がない上に標高がそれほど高くないためけっこう暑く、空が澄んでいなくて肝心の眺望もあまり望めない日が多いので、あまりおすすめしません。
「現地ライブカメラ」へのリンクは、お出かけ前に現地の天候状況などを知るのにお役立てください。ただし、山の天気は急変する事があります。
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歩行開始地点付近の地図
歩行開始地点までのアクセス
車
上信越道長野ICから約1時間10分
- 戸隠へのアクセスと同様に、そば屋・宿坊が立ち並ぶ場所を過ぎて、戸隠神社中社の手前の「チビッ子忍者村への近道」の看板があるわき道を右に入る。
- 「チビッ子忍者村」の看板に従い、突き当たりを右折
- 「神告げ温泉・湯行館」の大きな駐車場をそのまま突っ切る。
- やがて、チビッ子忍者村の入り口があるがそのまま砂利道を走る。この辺りの路肩は忍者村の駐車スペースとなっており、子供の飛び出しに注意して徐行
- 少し走ると、小さい橋を渡り、右側にカーブミラーがある。左側をよく注意して見ると登山道入り口がある。標識が薄汚れていて見落としやすいので注意。左側に「一般車通行止め」のゲートがある地点まで行くと行き過ぎ
- 登山道入り口反対の路肩にできるだけ寄せて停める。
※「チビっ子忍者村」が子供連れに人気で、夏休みなどは時間帯により渋滞することがあります。
上信越道信濃町ICから約45分
- 戸隠と同様に、戸隠神社中社まで走り、中社の大鳥居を左手に見ながら周回する形で、東方向に走る。
- 「神告げ温泉・湯行館」の大きな駐車場からは、上記「車(長野ICから)」と同じ
公共交通 バス+徒歩かタクシー
長野駅からバス1時間+徒歩約40分かタクシー10分
- 戸隠と同様に中社宮前で下車。上記「車 信濃町ICから」の道を徒歩またはタクシー
コース案内
西登山道入り口~戸隠連峰の眺望(約1時間)
飯綱山の西登山道は、途中まではカラマツ・白樺・ブナの林間コースで、鳥の声を聞き、春は山菜・秋はキノコを見ながら楽しく歩けます。20~30分ほど歩くと、一般車が通れない林道を横切り、鳥居をくぐります。この辺りから傾斜が厳しくなり、登山道らしくなります。がんばって登るとやがて木々が減って頭上が明るくなり、両側はクマザサの茂みになります。振り返ると、中国の水墨画に出て来る山のような、戸隠連峰の独特の眺望が見えて来ます。
戸隠連峰の眺望~南登山道との合流地点(約45分)
やがて、右側に休憩するのにちょうどいいスペースがあるので、岩に腰かけ、屏風の岩のような戸隠の峰や下界の景色を堪能しましょう。この辺りから、目指す飯綱山の頂上が見えて来ます。登山道の脇には、季節により、リンドウなどの山野草の花が咲いています。
登山道は、ところどころ急な登りですが、尾根づたいで見晴らしが良くて気持ちがいい道です。小休止しながら歩くと、草と岩のだだっ広い場所の中にぽつんと標識があり、南登山道からの合流地点だとわかります。
合流地点~山頂(約30分)
ここまで来れば、山頂まではもう一息です。合流地点から5分ほどで、木と金属の2重の鳥居があります。飯綱山は、江戸時代までは、戸隠と同様、飯縄権現という狐等の動物の信仰を含む山岳信仰と「飯綱忍法」の地でした。戦勝の神として上杉謙信などの武将も信仰したそうです。
さらに少し歩くと1909mの山頂手前の南峰のピークにたどり着きます。飯綱山は下から見上げると、ピーク(山の頂)が一つだけの単純な山に見えますが、実際はいくつかのピークがあります。南峰のピークを右側に回ると赤い屋根の飯綱神社がありますが、山頂(北峰)へはそちらからではなく、ピークをまっすぐ突っ切ります。いったん下って20分ほど登ると、トイレブースがあり、いよいよ山頂です。
山頂~下山(約1時間45分)
山頂からは、ガスっていなければ、戸隠連峰や一夜山はもとより、志賀高原・黒姫・百名山に数え上げられる新潟県の妙高山・下を見下ろせば長野市街地のビル、その上にはるか北アルプスが見えます。視界が良ければ、八ヶ岳から南アルプスまで見えるでしょう。
帰りは、元来た道を北アルプスや戸隠を正面に見ながら下山します。別の道を下りたい場合は、合流地点を左に下りて石仏の多い南登山道をたどり、石の大鳥居をくぐって飯綱登山口バス停からバスで中社に戻ることもできます。 西登山道の下りは、直線的ですがついつい急ぐと滑りやすいのでご注意下さい。
下山後、まだ体力が残っている方は、帰りがけに戸隠の小鳥ヶ池などの散策や車での立ち寄りがおすすめです。
飯綱山(飯縄山)の公式新着情報
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近隣のおすすめ
スポット
蕎麦
戸隠そば博物館のページをご覧ください。
忍者村
登山道へのアクセス途中の「チビッ子忍者村」は、レンタルしている忍者服を着たり、からくり忍者屋敷迷路に入ったり、1日遊べるテーマパーク風施設で、子供連れにとても人気があります。
花
南登山道入り口近くの飯綱高原一の鳥居苑地はツツジの名所です。
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