所在地 | 中信/松本市安曇 |
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最高地点の標高 | 2309m |
参考サイト | |
天気サイト | https://weathernews.jp/onebox/36.247416/137.63116...d8a76a62d2637009b412ed4b9abc216aaf1f034620e99f99 (上高地) |
現地ライブカメラ | https://www.northalps.net/ (涸沢小屋・涸沢ヒュッテのライブカメラの映像あり) |
おすすめの季節 | 雪がない8月~10月。紅葉は、10月初旬~中旬 |
涸沢は、上高地などから穂高連峰に登る手前の中継地点で、駒ヶ岳千畳敷と共に、カールと呼ばれる氷河期にできた渓谷です。日本有数の登山基地で、山小屋も、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の2軒がある他、シーズンにはカラフルなテントが立ち並びます。7~8月まで大きな雪渓があり、夏スキーのゲレンデにもなります。
また、涸沢は、全国に名だたる山岳紅葉の名所で、長野県の紅葉の名所の中で最初に色付く場所の一つです。そのナナカマドが真っ赤に色づく紅葉は、「涸沢が燃えている」と言い表されます。紅葉の見頃は10月上旬頃です。
涸沢に至るコース途中の徳沢は、上高地からの観光ルートの明神池からさらに1時間ほど足を伸ばせば行ける、素晴らしい自然の聖域です。奥上高地とも呼ばれ、ニリンソウの花が咲くことでも有名です。徳沢も、涸沢・穂高連峰の他、槍ヶ岳・常念岳・蝶ヶ岳などの名だたる山への登山コースへの入り口として古くから利用され、徳沢園と徳沢ロッヂの2軒の山小屋と、テント場があります。
「現地ライブカメラ」へのリンクは、お出かけ前に現地の天候状況などを知るのにお役立てください。ただし、山の天気は急変する事があります。
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歩行開始地点付近の地図
歩行開始地点までのアクセス
上高地のページをご覧ください。バスやタクシーは、終点の「上高地バスターミナル」で下車します。
車
長野道松本ICから約40分+バスかタクシーに乗り換えて約30分
中部縦貫自動車道高山IC(岐阜県高山市)から約45分+バスかタクシー約30分
公共交通 電車+バス
松本駅から約1時間50分・高山駅から約1時間40分
コース案内
上高地バスターミナル~明神橋明神橋~徳沢(2時間)
バスターミナルから河童橋を左手に見ながら、梓川の上流に向かって右側を直進し、明神池方面に歩きます。上高地のページの「河童橋~明神橋」をご覧ください。
明神橋からは、橋の右、明神館の食堂の右横にある登山口から直進します。少し行くと、右側に、徳本峠への登山口があります。徳本峠は、釜トンネルを通るバス道がなかった時代の上高地への入り口です。上高地を世界に紹介したウェストンや、芥川龍之介、高村光太郎も、この峠を越えたわけです。毎年行われるウェストン祭では、ここを越えて上高地に入ります。
長い少々退屈な歩道を1時間ほど歩くと徳沢に着きます。観光客は少なく、ほとんどの人が登山客で、河童橋の雑然としたにぎわいとは別世界です。
徳沢~横尾~本谷橋(2時間)
徳沢のテント場と山小屋をやり過ごしてさらに歩道を進むと、次の中継点の横尾に行けます。左側に、時々、梓川の上流が見えます。河童橋のあたりよりも幅は狭いが、やはり美しい流れです。横尾までのコースは、槍ヶ岳などへの登山コースでもあるので、登山シーズンは混み合います。45分ほどで横尾山荘が見えて来ます。
横尾から直進する槍ヶ岳への登山客と別れ、左の横尾橋を渡ります。りっぱな橋ですが、少々揺れます。渡ると、川原の道のため、石が多くなります。
少し行くと、今まで平坦な道だったのが、急に登りになります。
立ち枯れした木が目立つ林の中のコースを少し行くと、標高差が何と1,000mの絶壁で、ロッククライミングの名所、屏風岩が左手に見えて来ます。屏風岩を横目に見ながらがんばって登ると、つり橋の本谷橋が見えて来ます。
本谷橋~涸沢(2時間)
本谷橋は、横尾橋よりさらに揺れてスリルがあります。ここも紅葉の名所です。橋を渡った所の広い川原が、格好の休憩場所になっています。ここからは、勾配も急になり、しんどい登りです。安全な岩場で休憩しながら登りましょう。
やがて、穂高連峰と涸沢カールが眼前に見えて来ます。右が涸沢小屋、左が涸沢ヒュッテで、その間にテント場があります。
涸沢~屏風のコル(パノラマコース)(1時間)
涸沢からは、正面少し左に奥穂高岳がそびえ立ち、その左に、前穂高岳、右に、涸沢岳、北穂高岳と、穂高連峰の主峰が一望できます。大自然のパノラマです。視界が良ければ、穂高岳山荘も小さく見えます。
下山は、元の道をたどることもできますが、登山中級者以上で、雪渓が消えている7月下旬以降で、悪天候でないなら、「パノラマコース」(パノラマ新道)がお薦めです。ただし、横尾までトイレや山小屋のない長い道のりなので、トイレと水の補給をお忘れなく。
パノラマコースから下りるには、涸沢ヒュッテから下ってすぐの所から右にたどります。振り返ると、涸沢ヒュッテとカール、その右奥に景観とすばらしくマッチした涸沢小屋が見え、絵になる光景です。ここからしばらくは、転落の危険がある道幅が狭い断崖です。ロープが張ってあるので利用し、細心の注意を払って歩きます。
1時間弱で断崖は終わり、「屏風のコル」と呼ばれる場所になります。「コル」は山と山の間にあるくぼみのことで、ここからは槍ヶ岳がきれいに見えます。
屏風のコル~屏風の頭~上高地バスターミナルへ下山(3時間30分)
しばらく行くと分岐しますが、リュックを置いてまっすぐ行くと「屏風の頭」です。「頭」のてっぺんまでは50分ほどかかりますが、10分ほど行くだけでも穂高連峰のすばらしい眺望が見られます。
引き返して分岐を左にたどると、後は、急な下りになります。夏は高山植物がたくさん咲く斜面を下り、何度か枯れた川の岩場を越え、左側奥に見える蝶ヶ岳とヒュッテを望みながら歩きます。最後に、水の流れている沢を渡り、奥又白池に行く分岐を過ぎて沢の中を下ります。林の中に井上靖の小説『氷壁』のモデルのナイロンザイル事件の碑があり、さらに下ると、林道に出ます。右に行くと明神池でそのまま右岸を行くか、いったん左に行って新村橋を渡り、また徳沢を通って上高地まで歩きます。
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河童橋の近く、遊歩道からすぐの位置にあります。静かな木立に囲まれた山小屋風の建物ですが、客室はけっこう綺麗です。ロッジの前に、腰かけて景色を楽しむスペースがあります。
上高地西糸屋山荘
上高地の中で最も登山客向きの宿です。価格も安く、ご主人は登山家です。場所も河童橋から近くて便利です。
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