所在地 | 北信/小布施町東部 |
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最高地点の標高 | 786m(北峰「千僧坊」) |
参考サイト |
http://www.webnagano.jp/karitayama.htm (信州山遊びネット) |
天気サイト | https://www.mapion.co.jp/weather/spot/L0571716/ |
おすすめの季節 | 一年中OKだが,山ツツジの咲く5~6月や眺望の良い紅葉シーズンがベスト |
小布施と言えば、信州の中でも早くから観光面で最も成功した町で、北斎館や栗おこわなどが有名ですが、町の東側にある雁田山は、2~3時間で登れる上に小布施の町並・千曲川・北信五岳の眺望がすべて見られるすばらしい里山です。また、雁田山山麓は、「せせらぎ緑道」・湧き水・ブドウ園など、自然の魅力がいっぱいです。
雁田山は、石の質が良いため山の南側の斜面が採石場として大規模に削りとられていて、須坂市方面から一際目立つ山でもあります。登山道も巨岩・奇岩が多く、面白いのですが、軍手やステッキ(杖)がある方が良いでしょう。秋~春は落ち葉も多くて特に滑りやすいので要注意です。
「現地ライブカメラ」へのリンクは、お出かけ前に現地の天候状況などを知るのにお役立てください。ただし、山の天気は急変する事があります。
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歩行開始地点付近の地図
歩行開始地点までのアクセス
車
上信越道須坂東ICまたは信州中野IC・小布施PAスマートICから約20分・約15分
- インターを出て国道403号を須坂市を抜けて走る。
- 松川橋手前の「松川団地入り口」交差点を右折し、次の信号「上松川橋」を左折して「くだもの街道」に入り、橋を渡って小布施町に入る。
- すぐの信号「雁田」を右折した後、おぶせ温泉方面に左折
- おぶせ温泉を通り過ぎてから右折
- 「せせらぎ緑道」の砂利道に左折し、すぐ右手にある「アスレチック冒険の森」の左の数台分の駐車スペースに駐車
上信越道小布施パーキングエリアのスマートIC(ETC専用)からも、上記「雁田」信号・おぶせ温泉を経由して行けます。また、パーキングエリアが「ハイウエイオアシス」となっているので、高速道路を出ずに駐車して下記シャトルバス「おぶせロマン号」で行くこともできます。
公共交通 シャトルバス
上信越道小布施PA(ハイウエイオアシス)・長野電鉄小布施駅から17分・10分
- 小布施駅から小布施町内回遊シャトルバス「おぶせロマン号」で「おぶせ温泉 穴観音の湯」下車後、「せせらぎ緑道」方面に徒歩5分
コース案内
登山道入り口~スベリ山頂上(約50分)
アスレチック場の左手から登ります。ここは「スベリ山」と呼ばれるだけあって砂地で滑りやすく、けっこう傾斜も急です。木で階段が付けられていて歩きやすいので、所々砂に埋もれていますが、それをたどりましょう。
やがて「二の岩」という巨岩があります。このあたりの岩に腰かけると、小布施の町並や千曲川がよく見え、ちょうど良い休憩になって体力の消耗を防げます。歩を進めると、松林からクヌギなどの雑木林に植生が変わります。この辺りはカモシカが生息しており、執筆者が登った時も、こちらに脱兎、いや、脱カモシカのごとく走って来たのに対面し、お互いに驚きました。
スベリ山のピークには、かつて無線通信用に重要な役割を果たした電波反射板の跡があります。ここからも小布施の町と北信五岳がよく見えます。ここで引き返しても良いのですが、ここからの縦走が、楽に巨岩や眺望が楽しみながら歩けます。
スベリ山頂上~展望園地(約15分)~千僧坊(約30分)
左に折れて、美しい林の中を歩くと、眼前に3mもの高さの巨岩「物見岩」が立ちはだかります。岩の間をよじ登ると、小布施と反対側の高山村を見下ろせます。のどかな集落と向こうの山の景色もなかなかのものです。
「物見岩」を後にして、別の巨岩「ヒナン岩」を過ぎると、開けていて四阿がある「展望園地」に着きます。このコースで最も眺望が良い場所で、天気が良ければ飯綱山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山の北信五岳がすべて見えます。元の登山口に早く戻りたい場合はここで引き返すのも良いでしょう。
北峰のピークの千僧坊から下山して岩松院に向かう場合はさらに歩を進めます。少し下った後、姥と孫が石になったという伝説のある高さ10mもの「姥石」があります。姥石からは、白樺、松やいろいろな木々の林を楽しみながら登り下りを繰り返し、「千僧坊」に着きます。
千僧坊~岩松院(約50分)(~せせらぎ緑道~元の登山口)
北峰のピーク「千僧坊」は、カラマツに覆われて展望はほとんどありません。千僧坊からは、急勾配を十分注意しながら下山します。10分ほど下ると、日本庭園風に山ツツジと岩がある景観を見られます。さらに10分ほど下ると、大城・小城という名の、山城の石垣に立ち寄れます。
最後に古墳群や墓地を通り、曹洞宗のお寺、岩松院の境内の左手裏に出ます。岩松院は、葛飾北斎の大天井画「八方睨み鳳凰図」を見に観光客がたくさん訪れる所です。八方睨み鳳凰図の拝観は有料ですが、150年前の作にもかかわらず鮮明で迫力があり、富士山の「隠し絵」もあり、一見の価値があります。以前は「寝転んで見る」と言われましたが、今は文化財保護のため座って見上げながら鑑賞します。岩松院には、八方睨み鳳凰図だけでなく、裏側に小林一茶が「痩せがえる負ける一茶ここにあり」を詠んだ池(あまり綺麗ではありません)、入り口の左には炭酸分が多く胃腸に良い湧き水「弁天池」もあります。
ここからバス「おぶせロマン号」で帰るか、元の登山道入り口に駐車した方は「せせらぎ緑道」を20分ぐらい歩いて戻ることになります。「せせらぎ緑道」は、所々コンクリートでない美しい小川に沿った小径です。
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栗おこわ・栗菓子
昔から全国的に有名で、竹風堂・桜井甘精堂など10軒以上の老舗で食味できます。
地酒・レストラン
北斎館に近い桝一市村酒造場は、造り酒屋で、周囲に、小布施の町おこしに貢献し著名なアメリカ出身のセーラ・カミングスさん企画の酒蔵を改装した和食レストラン「蔵部」などいくつかのレストランやショップを経営しています。
直売所
ろくさんの他に、ハイウエイオアシスにある2つの直売店や、小布施南駐車場・北斎館横・岩松院前(秋のみ)で開かれる日曜日の朝市「栗どっこ市」で、小布施の新鮮な果物や野菜が安く買えます。
ハイウエイオアシス兼道の駅
上信越道小布施パーキングエリアは、高速道路側と一般道のどちらからも利用できる「ハイウエイオアシス小布施総合公園」兼「道の駅オアシスおぶせ」となっていて、直売所やボルダリング施設などがあります。
この他、米子大瀑布のページに、隣の須坂市のおすすめスポットを記載しています。
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