ハイキング・登山

皆神山みなかみやま・松代大本営象山地下壕ぞうざんちかごう

風変わりな皆神山の山容(写真:信州山遊びねっと)
皆神山
松代大本営象山地下壕内部(写真:(公財)ながの観光コンベンションビューロー)
象山地下壕入口(写真:(公財)ながの観光コンベンションビューロー)
森林浴・街道歩き旧街道/史跡里山軽登山
歩行時間 1時間30分
レベル
所在地 北信/長野市南部
最高地点の標高 659m(皆神山)
参考サイト
皆神山: (信州山遊びねっと)
象山地下壕: (「もうひとつの歴史館・松代」運営委員会)
象山地下壕: (長野市観光振興課)
天気サイト (皆神山の天気)
現地ライブカメラ
おすすめの季節 一年中可能

長野市南部の松代は、真田十万石の城下町で、美しい武家屋敷や遊歩道があり、その歴史資産を地元の方が案内しながら共に生涯学習するボランティア組織エコール・ド・まつしろ事業も行うユニークな地区です。
そしてまた、松代にある里山「皆神山」もユニークです。人工的に土盛りされたような溶岩ドームの山容、不可思議な松代群発地震の震源地、「皆神」という山の名前も手伝ってか、皆神山は太古に作られた世界最大のピラミッドという説が起こり、書籍も出版され、今も一部で信仰されています。頂上まで車で登れますが、好奇心を胸にハイキングするにも良い山です。南側の車道になっている参道・北西の登山道のどちらを歩いて登っても、1時間以内で登頂可能です。
皆神山と他の2つの松代の里山は、戦争末期に本土決戦に備えて東京から政府・軍・皇居を「疎開」させるため、10kmもの地下壕を掘った所としても有名です。地下壕なので、ハイキングとは言えませんが、大戦や朝鮮半島からの強制連行の歴史を、歩きながら目の当たりにできる貴重な負の遺産として紹介します。

!ご注意
「現地ライブカメラ」へのリンクは、お出かけ前に現地の天候状況などを知るのにお役立てください。ただし、山の天気は急変する事があります。
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歩行開始地点付近の地図

歩行開始地点までのアクセス

上信越道長野ICから5分+レンタサイクル約15分

  • インターを出たら国道403号を西に進み消防署を過ぎた交差点をそのまま直進
  • 松代城の南にいくつかある無料駐車場に止め、信州松代観光協会でレンタサイクル(有料。以前は無料でした)を借りるのがベスト(駐車スペースは、皆神山登山口には少ししかありません)
  • レンタサイクルで、電信発祥の地の鐘楼などに立ち寄りながら、松代高校の横の道を皆神山を目指して走り、「ピラミッド参道」の看板で右折して田んぼの中を進む。

公共交通  バス+レンタサイクル

長野駅から30分+約15分

  • アルピコ交通川中島バス「松代線」または「金井山線」で「松代駅」下車。松代駅から南の信州松代観光協会まで歩き、レンタサイクルで上記同様
    ※「松代駅」という名前は、2012年まで長野電鉄が走っていた名残です。

コース案内

参道入り口~山頂(約30分)

参道への標識

車がやっと通行できる細い山道を登ります。車道ですが車の通りはあまりありません。中腹に、天照大神を祭る岩戸神社の石室があります。「皆神山ピラミッドの入り口ではないか」と書かれている看板があり、石室は確かにそれっぽくかなり暗いですが、中まで入れます。さらに歩くと道が広くなり、ほどなく、見晴らしの良い頂上付近に着きます。頂上にも「皆神神社」と言う立派な神社があり、ここには、全国的にも珍しい低い標高でのクロサンショウウオの産卵池があります。

山頂~参道入り口(約20分)~象山地下壕入り口(自転車約10分)

「世界最大最古のピラ
ミッド」石碑の立つ山頂

神社横の駐車場にある看板には皆神山ピラミッド説の内容が事細かに書かれています。読むと、旧石器時代に神々が宇宙空間への航行基地として「重力制御技法」で皆神山ピラミッドを作ったと言う、「火の鳥」などのマンガを思わせるスケールの大きい内容です。
皆神山の山頂は、神社の右奥の「世界最大最古のピラミッド」石碑の向こう、何とゴルフ場の中にあります。ゴルフ中でなくてもグリーンにはゴルフシューズを履かずに入らない方が良いでしょう。あれこれ驚かされることの多い山です。
皆神山を下り、自転車で松代高校の横を通って西側の山を目指してこぎ、象山地下壕の入り口に移動します。皆神山の歩いて来た登山道の東側にも地下壕がありますが、落盤が激しいため立ち入り禁止です。また、舞鶴山にもあり、今は気象庁の日本最大級の地震観測施設になっていて、天皇御座所などを少し見ることができます。象山地下壕に車で移動する場合は、市営の駐車場に駐車するか、松代城の駐車場に止めて「水辺の遊歩道」などを15分歩くのもいいものです。

象山地下壕見学(約30分)

象山地下壕入り口付近

象山の大本営跡は、総延長6km弱のうち500mが一般公開されていて、第3火曜と年末年始以外の9~15時半の時間内なら誰でも無料で自由に入れます。地下壕を掘る、過酷で何人もが亡くなった危険な労働は、勤労動員された日本人と、推定7千人もの朝鮮半島から強制連行された人々などにより行われました。薄暗い中、用意されているヘルメットをかぶり、できれば懐中電灯か登山用のライトを持参して歩きます。想像以上に怖い所で、当時はるか外国から連れて来られて粗末なコーリャンの食事で空腹に耐えながら昼夜働かされた方々の壮絶な苦労が少しは実感できます。
入り口の右隣にある「もうひとつの歴史館・松代」は、市民グループの運動と募金によりできた施設で、松代大本営とその近くにあった、慰安婦が性的労働を強いられた「慰安所」についての展示があります。

2023.11.05 更新
#終戦
#長野県観光
#松代大本営
#自己肯定感を高める【自己肯定感は自国肯定から〜①長野編〜】
今年に入って、あらためて全国の
今まで知らなかった日本を巡っている。この7月に初めて長野県にある、
松代大本営を訪れた。こことは知る人ぞ知る、日本が終戦間近、1944年から1945年にかけて本土決戦に備えて秘密裏に政府機関を移すと計画されていた場所。ここまで日本は本気だったのか!と感動する場所!https://www.matsushiro-kankou.com/spot/spot-645/明治維新からはじまる歴史の中で、
なぜ日本が戦争しなければならなかったのかをみながらその脈絡をよみすすめると、この松代大本営が、日本の生き方、美学に見えてくる。
この壕を掘るのに七千人近い日本人+韓国人の方々が動員されたようだが、その方々の思いをもって、日本が今に紡がれていて、当時も決して諦めずに家族や日本を思って戦ってくれた方がいて、今の自分たちがいることを思うときに、
感謝や畏敬の念が溢れてくる。
そして同時に、未来に向かって
令和の今からも、日本のみならず世界に向かって
八紘一宇(人種・民族・宗教等の差別なく、世界のみんなが一つの家に平和に暮らす理想を願った意味)の精神を呼び覚まして生きたいと、改めて思う。日本という共同体精神の素晴らしさを私たちはあまりにも知りえなさすぎる。一方的なサイドに洗脳されてるのを実感する。「日本は迷惑をかけた」
「ひどいことをしてしまった」
「大事なものを守れなかった」
戦争を経験していない自分が戦後教育によって8月15日を思うときに、これらの自国否定感情がよぎる。
この反対を示すなら「日本はアジアへの欧米の侵略を守るために戦った」
「広島、長崎、都市空襲など市民への虐殺されながらもギリギリまで戦い抜いた」
「終戦宣言をして、これ以上原爆投下されないよう終止符打った」歴史には解釈はあっても真実はない。
歴史は、未来のビジョンがあって、ペアとして歴史は語られる。だから、未来の日本をどうしたいか?世界をどうしたいかという思いがないと
歴史は語れない。個人と社会は切り離せない。体が生命活動するのに、水や酸素が切り離せないように個人が属する国の文化や歴史は切り離せない。
個人が幸せに感じるためには、国を愛すること、
自国否定じゃなく、自国肯定を安心してできることが必要。
けれど日本はそれができない。めちゃくちゃ違和感を感じる。
40代以上の自分及び先輩達はどこかそこを見ないふりして、
経済のみ見て走ってきたが、その結果が少子化であったり、
不登校の課題、教育の多様化が生まれ出ない結果になっているように見える。
行政や政治が主導で変えられないなら、コミュニティで連帯して、自国肯定感を共に育みたい。日本全国の護国神社を参拝して、先人のみなさんに感謝を伝えたい。そんな先輩を持つ、母国に生まれたことを正々堂々誇りに思って生きていきたい。そんなことを心から思う、広島原爆が落とされた日

#終戦
#長野県観光
#松代大本営
#自己肯定感を高める

【自己肯定感は自国肯定から〜①長野編〜】
今年に入って、あらためて全国の
今まで知らなかった日本を巡っている。この7月に初めて長野県にある、
松代大本営を訪れた。こことは知る人ぞ知る、日本が終戦間近、1944年から1945年にかけて本土決戦に備えて秘密裏に政府機関を移すと計画されていた場所。ここまで日本は本気だったのか!と感動する場所!

https://www.matsushiro-kankou.com/spot/spot-645/

明治維新からはじまる歴史の中で、
なぜ日本が戦争しなければならなかったのかをみながらその脈絡をよみすすめると、この松代大本営が、日本の生き方、美学に見えてくる。
この壕を掘るのに七千人近い日本人+韓国人の方々が動員されたようだが、その方々の思いをもって、日本が今に紡がれていて、当時も決して諦めずに家族や日本を思って戦ってくれた方がいて、今の自分たちがいることを思うときに、
感謝や畏敬の念が溢れてくる。
そして同時に、未来に向かって
令和の今からも、日本のみならず世界に向かって
八紘一宇(人種・民族・宗教等の差別なく、世界のみんなが一つの家に平和に暮らす理想を願った意味)の精神を呼び覚まして生きたいと、改めて思う。日本という共同体精神の素晴らしさを私たちはあまりにも知りえなさすぎる。一方的なサイドに洗脳されてるのを実感する。

「日本は迷惑をかけた」
「ひどいことをしてしまった」
「大事なものを守れなかった」
戦争を経験していない自分が戦後教育によって

8月15日を思うときに、これらの自国否定感情がよぎる。
この反対を示すなら

「日本はアジアへの欧米の侵略を守るために戦った」
「広島、長崎、都市空襲など市民への虐殺されながらもギリギリまで戦い抜いた」
「終戦宣言をして、これ以上原爆投下されないよう終止符打った」

歴史には解釈はあっても真実はない。
歴史は、未来のビジョンがあって、ペアとして歴史は語られる。だから、未来の日本をどうしたいか?世界をどうしたいかという思いがないと
歴史は語れない。個人と社会は切り離せない。体が生命活動するのに、水や酸素が切り離せないように個人が属する国の文化や歴史は切り離せない。
個人が幸せに感じるためには、国を愛すること、
自国否定じゃなく、自国肯定を安心してできることが必要。
けれど日本はそれができない。めちゃくちゃ違和感を感じる。
40代以上の自分及び先輩達はどこかそこを見ないふりして、
経済のみ見て走ってきたが、その結果が少子化であったり、
不登校の課題、教育の多様化が生まれ出ない結果になっているように見える。
行政や政治が主導で変えられないなら、コミュニティで連帯して、自国肯定感を共に育みたい。日本全国の護国神社を参拝して、先人のみなさんに感謝を伝えたい。そんな先輩を持つ、母国に生まれたことを正々堂々誇りに思って生きていきたい。

そんなことを心から思う、広島原爆が落とされた日
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皆神山・松代大本営象山地下壕や
周辺で行われるイベント

松代でひなまつり

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松代春まつり

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湧き水

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登山

近くに、もう少し本格的な登山ができる奇妙山(こちらも面白い名前です)もあります。

 
写真:(公財)ながの観光コンベンションビューロー

あんず

奇妙山の皆神山側の南山麓の「東条地区」にあんず畑があり、3月末~4月中旬にあんずの花が咲きます。

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