ハイキング・登山

ブナ巨木の谷~鍋倉山

鍋倉山登山道途中のブナの林
雪の重みで途中で直角に曲がっているブナの木
森林浴・街道歩き
歩行時間 2時間45分
レベル
所在地 北信/飯山市北部
最高地点の標高 1289m(鍋倉山)
参考サイト
(なべくら高原 森の家)
天気サイト
おすすめの季節 6月の残雪の中の芽吹き~10月上旬の紅葉。冬~春は通行止

飯山市鍋倉高原にある「巨木の谷」は、樹齢400年を超える巨木「森太郎」と「森姫」などで有名なブナの原生林です。鍋倉山の山麓にあり、手つかずのブナの森が残り、長野県自然百選の第1位に選ばれています。ここで紹介する、巨木の谷経由で鍋倉山まで登る登山道は、未整備でかなり歩きにくく、山歩きの熟練者向きです。特に、雪の残る6月やコンディションの悪い時は、充分な装備と注意がないと危険を伴うので、なべくら高原森の家にアドバイスや同行を頼む方が良いでしょう。森の家では、常時、残雪とブナの芽吹きツアーなどのツアーを行っています。また、鍋倉山は、白神山地と違い、アクセスやトレッキングが容易にできることから、大勢の人が「森太郎」や「森姫」などの巨木に触れようと近づき、根元が踏み固められたため枯れ始めており、「いいやまブナの森倶楽部」の方々によって保護されています。
同じ鍋倉高原の茶屋池~ブナ林のコースは、誰でもずっと簡単に美しいブナ林を見られます。また、茶屋池の少し先の関田峠せきたとうげから信越トレイルに沿って鍋倉山に登り、巨木の谷に下りる登山コースも可能ですが、ここで紹介するコースより時間がかかります。
※「森姫」は、これを書いた2004年時は写真のようにまだ青葉がありましたが、残念ながら、2011年に葉が出なくなり、「枯死」しました。また、「森太郎」も2022年に地上数mの高さで幹が折れてしまいました。

!ご注意
「現地ライブカメラ」へのリンクは、お出かけ前に現地の天候状況などを知るのにお役立てください。ただし、山の天気は急変する事があります。
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歩行開始地点付近の地図

歩行開始地点までのアクセス

冬~春の11月~6月までは県道通行止め

上信越道豊田飯山ICより約40分

  • インターを出て国道117号飯山方面に右折
  • 山の中の国道を少し走って「斑尾高原」方面の標識に従い左折
  • そのまま道なりにひたすらまっすぐ走る
  • 戸狩スキー場のペンション街を過ぎると自然に県道95号に合流する
  • 県道95号を走り、右折すると「なべくら高原森の家」に至る交差点も過ぎる
    ※この辺りは、日本有数の豪雪地帯で、家々は雪を落としやすい構造の屋根を持ち、車は県道沿いのガレージに止めるようになっており、冬は積雪で県道沿いまでしか車が通れないことがわかる
  • 山道を登ると左に田茂大池が見える(標識などはない)
  • 田茂大池から2.4kmの地点を、左側を注意して見ながら走ると、標識などはまったくないが林の中に入る小さな入り口がある。手前右側の路肩に駐車

公共交通  タクシー

戸狩野沢温泉駅より20分

コース案内

巨木観察道入り口~森姫(約30分)

「巨木観察道」入り口

木がうっそうと生い茂る入り口を入ると、すぐ、案内板があるので登山道とわかります。さっそく、潅木とやぶをかき分けながらのけっこう急な登りです。15分ほどで道は90度左にカーブしています。この辺りにはおびただしいブナの実が落ちています。雪の重みで地面と平行に生えている木を何度もまたぎながら歩くと、右へまっすぐ鍋倉山に登る道と、左へ森太郎などのある巨木の谷に行く道の分岐点に着きます。巨木の谷側に行き、少し歩くと、「森姫」と書かれた標識があるので左に下ります。200mほど下ると左側に森姫が見えます。

森姫~森太郎(約15分)

森姫

森姫は、樹齢300年以上とされています。近年、季節はずれに落葉したりキツツキに穴を開けられたりするようになり、樹木医の指導の元、ロープを張って保護されています。できるだけ遠巻きに見るようにしましょう。名前通りとても美しい木です。
引き返して元の登山道に戻ってまた登り、ブナの倒木が何本かある地点を過ぎ、10分ぐらいすると、今度は、左手に森太郎を見下ろす位置に来ます。

森太郎~鍋倉山山頂(約1時間)

森太郎

森太郎の方は、樹齢400年以上とされていて、風格を感じます。こちらも、根が露出したりしてきており、ロープを張って保護されています。登山道に腰を下ろしてゆっくり見て、森太郎からのメッセージを肌で感じましょう。森太郎は、「なべくら山の森太郎―あずさちゃんが出会ったブナの物語」という絵本にもなっている木です。
そのまま登山道を歩くと、道が自然に右側にカーブし、少し歩きやすい道になって来ます。途中、沢に、枯れたブナの大木が上から幾本も転がっていて、ブナの墓場のようになっている光景が見られます。やがて、下からのまっすぐ上がる登山道と合流します。苔むしたブナや、右側のブナの美しい林を見ながらがんばって登ると、黒倉山との分岐点に着き、鍋倉山は左です。最後の難関、滑りやすく険しい湿地の登りを過ぎると、鍋倉山頂に到着します。

鍋倉山山頂~「巨木観察道」入り口(約1時間)

山頂付近の登山道の雪で曲がったブナ

鍋倉山頂は、見晴らしが悪く、その少し下からの方が、千曲川や志賀高原の山々が見えます。
下りはまた素晴らしいブナの林を見下ろしながら戻ります。写真は、登山道の途中で、斜めに撮ったように見えますが、まっすぐ撮ったものです。冬の間、何メートルもの豪雪に絶えて育つブナは、木の幹が地面と平行に生え、途中で直角に曲がって上を向いています。何と素晴らしいブナの生命力!
途中の分岐からは、巨木の谷によらずにまっすぐ下りるので早いです。

2004年登山時の情報です
2022.11.09 更新

ブナ巨木の谷~鍋倉山の公式新着情報

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#鍋倉山
足の調子が戻ってこないので、ゆる〜く散歩がてら鍋倉山へ。
「里と山を結ぶ110km」でおなじみの信越トレイルの一部を歩いた。途中見つけた小さな沼に反射した新緑と青空が美しかった。
世界を切り取ると(写真として一定の画角に収めると)、脳が???となってしまうような表現もできておもしろい。#信越トレイル #鍋倉山 #ブナ林 #登山 #nikoncreators

足の調子が戻ってこないので、ゆる〜く散歩がてら鍋倉山へ。
「里と山を結ぶ110km」でおなじみの信越トレイルの一部を歩いた。

途中見つけた小さな沼に反射した新緑と青空が美しかった。
世界を切り取ると(写真として一定の画角に収めると)、脳が???となってしまうような表現もできておもしろい。

#信越トレイル #鍋倉山 #ブナ林 #登山 #nikoncreators
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なべくら高原・森の家

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ニューわらび

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なべくら高原 ひぐらし農場/ひぐらしフードラボ(収穫調理試食体験)

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TEL090-1865-0756

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TEL0269-65-3098

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