「転校生」と信州の映画

長野を舞台にリメークされた映画「転校生 さよなら あなた」を家族で見てきた。
監督の大林宜彦さんは、大学で自主制作映画を作っていた20ん年前、やはり自主制作出身でデビューして「映像の魔術師」と言われて一世を風靡し、その作風に少なからず影響を受けた。
「転校生」は、子供から大人になる過程と出会いと分かれを描いた秀逸なストーリーだが、今回は後半に永遠の別れの「死」を入れているのが無理があり、映像での遊びも足りないと思う。が、長野市の善光寺界隈の町並みや蕎麦屋が、古い家屋や調度品を多用する大林ワールドに合っていて味がある。主役の蓮佛美沙子さんも、前作の小林聡美に劣らず、好演している。
長野県でロケをする映画やドラマは、自治体のフィルムコミッションの頑張りもあって増えていて、最近はロケ現場に出くわすことも多い。少し前の飯山が舞台の「阿弥陀堂だより」、「犬神家の一族」、伊那が舞台の「Beauty-美しきもの-」、松本でロケをした「Silk」、白馬が舞台の「銀色のシーズン」など。
信州の町並みや自然の情緒たっぷりの映画「転校生」は、DVDや郊外のシネコンより、街中の古い映画館で見るのがピッタリです。
(ナガブロ内に映画「転校生」専用のブログがあります)


「転校生」と信州の映画」への3件のコメント

  1. 会社ごとIターン族さま、転校生ブログに
    遊びに来ていただいてありがとうございます。
    私は長野市生まれの長野市育ち、県外に出た事が
    ありませんで、現在は善光寺の近所に住んでおりますので
    まさしく転校生のロケ地がテリトリー(笑)です。
    方言を標準語と思い込んでおりまして、他県の方に
    指摘されてびっくりの信州人です。
    また遊びに来させていただきますね。
    ありがとうございました。

  2. ひがしざわさん
    こちらこそありがとうございます。
    いい所にお住まいですね。
    松本市と長野市は、近いのに異文化というところがありますが、県外から来た私はどちらも大好きです。
    また、よろしくお願いします。

  3. 松本はのんべえの私にとっては素敵なバーが
    沢山あり、誠に魅惑的な街です。
    何かお酒の事ばっかり話題にしている気が…(笑)
    こちらこそ、またよろしくお願い致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です