家庭の8mmフィルムを発掘・編集して「地域映画」にするまつもとフィルムコモンズの野外上映会が、中町・蔵シック館前の広場で行われました。
ちょっと寒かったが、つるべ落としの秋の夜、蔵の漆喰の壁をスクリーンにして野外上映。
ドライブインシアターではない野外上映会自体が、古き良き時代を彷彿とさせ、内容も昭和の時代の松本各地で素人が撮影したモノで、建物と上映会と内容が見事にマッチ。
発掘したフィルムを上映しながら、撮影した家族が「あれ、お母ちゃんの子供の時だじ」とか、お年寄りが解説するのをBGMにしていて、質の高いドキュメンタリー映画になっていました。
今はなき美鈴湖のスケート場の場面で、「昔は松本城のお堀もスケート場だった」とか、移転前の井上デパートの屋上の遊園地の話とか、面白かったです。