日曜、元日本赤軍最高幹部の重信房子さんが松本で講演した「様々な世代で語る戦後80年とパレスチナ」を聞いて来ました。
ちょうど直前にNHK TVの「未解決事件」に取り上げられて出演されたいたこともあり、100人以上の老若男女が集まり、
パレスチナの大きな国旗が下げられたり、パレスチナ支援グッズの販売コーナーもあって熱気ムンムン。
重信さんと言えば学生運動と安保闘争の後、パレスチナに渡って「日本赤軍」を結成して世界各地で武装闘争に関与し、パレスチナ人と結婚して現地で出産、日本に密入国して国際指名手配の中潜伏したが逮捕され、20年獄中にいて癌も患い3年前に刑期満了で出所。

すさまじい人生と強靱な意思の方が、今のガザの状況で何を話されるかと思い参加したが、とても柔らかい口調で「普通の80歳のおばあちゃん」という感じでした(撮影禁止なので写真はない)。
生まれたのが敗戦の年でちょうど激動の「戦後」80年を生きてこられた方です。
あの時代にチェ・ゲバラや毛沢東の影響もあって世界人民のためと思い活動したのが、パレスチナと違って日本では大衆の理解を得られず「武装闘争が自己目的化」したために失敗したことや、
カリスマがあるのに20代の人とも「友だち」になれる人柄、
ユダヤ人を自国から追い出してパレスチナ人が住む地にイスラエルを建国させた欧米の身勝手など、
多くのことが学べました。
マツモトアートセンターは芸大受験の予備校ですが、意義深い活動をされています。



