台風の被害が最も激しかった長野市穂保で、農業ボランティア(「農ボラ」)に行って参りました。
長野県内でも一番美味しいリンゴの産地の、リンゴ園につもった泥の掻き出しです。
樹全体が数mの水に浸かったのに、植物は強く、リンゴも赤く実っていて、来年は大丈夫という話で安心しましたが、根元の泥を取ってあげないと枯れてしまうかもしれないので、シャベルで掻き出しました。
お昼に千曲川が決壊した所に行って目のあたりにしたのは、1階部分が完全に破壊されたり瓦の屋根が波打っている住宅。
ニュースで見た光景よりずっと悲惨で、昨年の広島の豪雨のボランティアをされた方が、長野の方がひどいと言っていました。
決壊箇所は仮の堤防に鉄板とブルーシートで補強されていましたが、千曲川の決壊の恐ろしさを改めて感じました。
農家の方が1年丹精込めて成らせたリンゴの実は、冠水したものはJAが衛生上売らないように指導していて売れず、泣く泣く落とさないとリンゴの樹が弱るけどそこまで手が回らず、雪が降る前にまだまだボランティアが必要なようです。
全国から来ているボランティアの受け入れ準備は、地元の皆さんが完璧にされていて、終わった後は美味しい豚汁を頂き、入浴施設は無料で入らせて頂き、申し訳ないほどでした。
農業ボランティア@長野市穂保と千曲川決壊箇所
その他自然・田舎暮らし2019.11.24