コミュニティバス

コミュニティバス」を初めて利用してみた。
信州の、市街地から少しでも離れた場所は、もう完全に車社会になってしまい、バス路線が撤退し、マイカーがないとどこにも行けない「交通空白地帯」。そこで、自治体がワゴンやミニバスで運行する路線バスがコミュニティバスだが、それも利用する人が少ないらしい。
いつも車で行っていた場所での会合に、電車+徒歩で行き、帰りは時間を合わせてコミュニティバスに乗って見た。
バスとタクシーの中間の形態なので、乗る時に「どこまでですか?」と聞かれ、一瞬「え?あ、村井駅です」と答えが出て来なかった。
車両はきれいなワゴン車で、バスより小さいので裏道をすいすい走り、乗り心地がいい。
しかし、やっぱり乗客は自分一人。駅で下りる時に二人高校生が乗ったけど。
環境と健康、車が運転できなくなった時のこと、市街地の活性化のため、公共交通を利用して維持することの重要さはわかっていても、みんななかなか乗らない。
料金が惜しい(松本西部コミュニティバスは200円だった)とか、本数が少なくて時間が合わないとか、お年寄りが乗るものというイメージとかの理由もあるが、一番の理由は、今の人間が、時間に制約されて行動しないことに慣れすぎているためでは? TV番組はHDに録画していつでも見られる・携帯でいつでも電話できる・ニュースもスポーツの結果もいつでもネットで見られる。。。
バスの時間に合わせて行動し、田んぼの中のバス停で田園風景を見ながらミニバスを待つのもけっこういいものですが。


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