信州大学と産学官連携センターSASTec

昨日長野市に行ったのは、信州大学工学部で、「信州科学技術総合振興センター(SASTec)」という長い名前の建物と組織ができ、キックオフ式典とシンポジウム・ワークショップに参加したためでした。
SASTecというのは、国と大学側の予算でできた「産学官連携」の組織の一つです。
この産学官連携、厳しい経済状況の中で新しいビジネスを模索する「産」業側と、法人化されて今後研究成果をビジネスにして行きたい大「学」、その橋渡しをしたい「官」僚が、手を繋いで、経済の活性化を目指す動きです。うちの会社でも、今まで大学に足を運んだり、産学官連携の会合に顔を出したりしました。
信州大学は、長野県のあちこち(長野・松本・上田・伊那)に分散してキャンパスがあり、地元に密接に関わっていますが、国立大学として「象牙の塔」的な敷居の高さもあります。
そのような事情もあって、産学官連携は、今まで日本ではなかなか成果が出ていない感がありますが、産と学の垣根も以前よりは低くなっているのかなと感じ、せっかくできた素晴らしい施設に今後期待したいところです。


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