薪の元 - 別荘地暮らし (1)

前回までは家が建つまでの様子をお伝えしましたが、今回から家を建ててからの暮らしぶりをお伝えします。
以前も書いたとおり、わが家には薪ストーブがあるのですが、薪ストーブオーナー共通の悩みは、薪をどうやって手に入れるか、です。
安曇野ではホームセンターで市販もされていますが、湿ったものが多くあまり良くありません。造園業などを営んでいるところが薪の販売を行っていますが、どうしてもコストがかかります。具体的には、一束4~500円くらい。一束で大体1~2日分くらいなので、1ヶ月1万円くらいもかかってしまい、灯油ストーブと大差ありません。
しかし、安曇野ならではの心強い薪入手元があります。それは、リンゴ農家です。春先になるとリンゴ農家は古い木や病気にかかった木を伐採しますが、農家自身が薪ストーブを持っていない限り、伐採した木の処分に困ってしまうようです。そこにこちらから、伐採した木をもらえないか声をかけると、(先約がない限り)大喜びで木を分けてくれます。お礼をしようとすると、「こっちも助かってるんだからお礼なんかしないでくれ」と言われるくらい。
伐採した木を持ってくるのが一苦労ですが、うちは幸い軽自動車なので、後部座席を倒してベニヤ板で作った枠を置いて、そこに積んで運んできます(普通の乗用車ではかえって難しいでしょうね)。
去年の春に1件リンゴ農家に声をかけ、今年ももう1件声をかけたら、大量のリンゴの木をもらってしまいました。それがこの写真。高さは1m以上、奥行き5mくらいに渡って、リンゴの木の山です。これだけあると2~3年は持つかもしれません。ありがたいというか、何というか…。
これを適当な長さに切って割って、薪にします。それについては、また次回。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です