浅間温泉のパネルディスカッションの結果

前にお知らせした浅間温泉のパネルディスカッションは、予想以上の100人ほどの方が参加され、盛況でした。
旅館組合がどうして2つに分かれたか、1つになれないのか?など、通常の行政主体のシンポジウムなどではめったに聞けない、裏話や本音トークが聞けたという点では良かったのではないかと思います。
それぞれのリーダー的存在の方が出てきて並んで本音で話をされたのは、勇気のあることです。
ただ、もっと明るい内容を期待されて来た方には聞き苦しく申し訳なかったと思います。会場からも発言があったが、『住んで良し、訪れて良しの浅間温泉を考えよう』というタイトルより、元々考えた『浅間温泉いいたい放題』の方が良かったかも。
2つの組合ができた経緯は、漢字の「浅間温泉」では、浅間山の近くにあると思われ、浅間山が噴火すると宿がキャンセルになるという信州人には「ホンマかい」と思うような事情のため、ひらがなの「松本あさま温泉」にしようという提案が古くからの名前にこだわる人たちの反対で数票差で否決され、「松本あさま温泉旅館組合」ができたとか。
名前のアイディアも、温泉街にソバ打ちをもっと普及させ美味しいそばを食べるなら浅間温泉、としたいという、松本あさま温泉旅館組合の玉之湯の山﨑さんの戦略も悪くないと思うので、そういう提案に温泉全体が過去のしがらみを解いて一丸となって取り組めるようになって行ければと思います。
ダムやゴルフ場の建設のような住民の賛否が割れる問題を、「対立」でなく「前向きな議論」にしたい。対立になると、後々まで、ダムを作ることよりもっと悪い結果(心にダムができる?)になる、という白戸先生の話が心に残りました。今の日本の原発やTPPなどの議論にも言えることでしょう。


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