飯田に行ったついでに、JRの超ローカル電車、飯田線に乗って「秘境駅」に行ってみました。
降り立った「田本駅」は、「秘境駅ランキング」で全国で5位にランクインしています。
もちろん無人駅で、バス停のような駅舎が1つあるだけ。
駅舎はさほど古く風情があるわけではないが、ここのすごいところは、駅周辺に車道や建物がまったくなく、
駅から狭い急な階段を登った後に続く道は、まるで登山道。
10分程登ったところに食堂があると書いてあったが、やぶの中の道を10分歩いても建物は見えてこず人の気配もなく、熊が出そうで、帰りの電車の時間に間に合わないので引き返しました。
線路の上にある鉄の橋からは、線路の下方を流れる美しい天竜川が見おろせます。
この駅は、なんと、1日の平均の乗車人員が約1人だそうで、降りたときも乗ったときも自分一人。電車を待つ間も誰にも会わず。
電車には、車掌さんがいて、乗ると切符を売りに来ます。
どこで降りるか聞かれるので「○○駅」と言うと、
その駅に着いた時にまた切符を回収に来ます。
子どもの頃のバスに車掌さんがいたのを思い出します。
乗客も数人だけだが、2両編成で、ワンマンカーにもせず、効率優先でないところがいいです。
赤字が心配になるが、新幹線でもうかるJR東海だからできるんでしょうね。
飯田線は、他にも全国秘境駅ランキングの3位・6位の駅がある他、20位以内に6駅もランクインしてます。
行きたい方は、どの駅から電車に乗ってどこで降りてどうやって戻るかを、時刻表マニアのように計画する必要があります。