旬のトピック
- 2025.05.25
今年は高い! アルペンルートと乗鞍の雪の壁。登山は残雪に注意
積雪が多かった今年の冬の北アルプス。立山黒部アルペンルートの雪の大谷は、4/15の開通時点で昨年より2m高い16mの雪の壁の中を6/25まで歩けます。
より短時間・低料金で楽しめる乗鞍高原の雪の壁も、昨年より高く、最高10mぐらいありそうとのことです。写真は除雪作業中で一般立入禁止の5/20時点のもので、春山バス(予約制)が「肩の小屋口」まで延伸する5/31から見に行けます。登山は一部の山小屋が「小屋開け」して営業が始まり、これからシーズンを迎えますが、今年は場所により昨年より残雪が多いので充分な装備でお越し下さい。
- 2025.04.26
大ヒットの「名探偵コナン」新作は長野県が舞台&「地球の歩き方 信州」発売♪
人気アニメ映画シリーズ「名探偵コナン」の新作「隻眼の残像」が大ヒットしていますが、舞台は長野県です。中でも、八ヶ岳山麓にあり、巨大なパラボラ望遠鏡が並ぶ写真の野辺山宇宙電波観測所は、研究員が何者かに襲われたという設定で「聖地」となりつつあり、小海線野辺山駅から、ラッピングされた無料シャトルバスが9月まで毎日運行されています。
電波観測所のある南牧村は、天文学者により「日本で一番綺麗な星空BEST3」に選ばれていて、星空観察スポットが点在している他、ファンの多い「ヤツレン」ブランドの乳製品などの「畜産物」直売所もあり、穴場的観光地です。また、旅行ガイドブック「地球の歩き方」国内版の「信州」が4月に発売されました。信濃毎日新聞とコラボし、全77市町村を網羅していてディープなスポットも紹介しています。
- 2025.04.05
松本城と高遠の桜が開花。長野県のお花見シーズンはこれから
早春賦の歌詞の「春は名のみの風の寒さや」のような今年の4月初旬で、桜もなかなか開花しませんでしたが、長野県内一の桜の名所、伊那市高遠は昨日開花宣言されて今日から「桜祭り」が始まりました。松本城は、4/1に開花宣言され、昨日から夜桜会が行われていますが、その後開花が進まず、今日行って見たら写真のようにまだほとんどつぼみでした。
千曲市のあんずは、あんず祭りが始まった3/27に開花しましたが、ようやく満開となり、4/6までだった祭りの期間が4/8まで延長されています。北部の飯山や大町などでは、今年は連休近くまで桜が咲いているかも知れません。
信州では今、梅やスイセンが見頃です。上田市信州国際音楽村のスイセンまつりもまだ満開の少し前で、4/7の祭り終了後も観られそうです。
- 例年の須坂市臥竜公園の桜2025.03.12
福寿草が咲き出した今年の信州。桜・あんずの開花は4月初め?
それなりに寒かった今年の冬が去り、春の訪れを感じられる3月となりました。
灰色の冬の長野の大地に春を告げる福寿草が、近所の庭で咲いているのを見かけます。松本の福寿草まつりは3/8~23の開催で、一部の花が残雪から顔を出して咲き始めています。東京などでは冬に咲く水仙は、ここでは芽を出したところで、上田の信州国際音楽村では3/29~4/6に水仙祭りが開催されます。
長野県内の桜の名所は、「天下第一の桜」高遠が4/4の開花予想で、今年は混雑回避のためデジタル入場券を事前購入できるようになりました。その他の名所の開花は、飯田が3/29~31・松本城が4/4・桜祭りを4/1~20に開催の臥竜公園が4/7、長野市が4/8、あんず祭りが3/27~4/6に行われる千曲市のあんずの開花は4/1の予想ですが、この後の気温の変動で大きく変動します。今年の春はどうなるでしょうか?
- 2025.02.05
今週末は雪祭り&かまくら祭り。寒波でも諏訪湖の御神渡りは期待薄
今週末は、寒波で最低気温が-10℃近くになりそうな信州です。
県北部の豪雪地帯の飯山は今年は雪が多く、2/8~9の雪祭りとかまくらの里で行われるかまくら祭りは、充分な雪で行えそうです。
一方、今年も温暖化で、諏訪湖の御神渡り現象は7年連続起きなさそうです。最低気温は-10℃近くになる日もありますが、日中の最高気温が0℃以下の「真冬日」がないため昼間氷が溶けるため、諏訪湖は1日も全面結氷していません。木曽の白川氷柱群は、今年もライトアップされた氷柱が見られますが、昔のような全面氷の美しい光景ではないようです。
長野市では、恒例の灯明まつりが善光寺と表参道で2/7~11に開催されます。
寒波の中、インフルエンザ・コロナ・風邪が流行っているので、お出かけの際はご用心ください。
- 12/29の志賀高原高天ヶ原スキー場(写真:ホテル銀嶺)
- 松本市役所展望室から見た松本城と北アルプス2024.11.22
遅ればせながら市街地の紅葉が今見頃・山は一部冠雪
11月も下旬となり、里山~市街地で、全体に平年より1~2週間も遅く、紅葉が見頃になっています。
樹によってバラツキがあり、桜は紅葉する前に散ってしまったりしていますが、この数日に最低気温が零度近くになり、銀杏などが一気に美しく色づいています。長野県内の紅葉の名所の内、有名な松川渓谷・横谷渓谷・もみじ湖など渓谷や高原地域は落葉していますが、小諸城趾懐古園・鹿教湯温泉・高遠城址公園・天龍峡や、長野市・松本市・上田市などの市街地が今見頃です。
日本アルプスの山々は、ようやく一部で雪が降りましたが、冠雪した美しい景観が見られるのはもう少し先になりそうです。
秋の味覚は、今収穫の時期のリンゴのフジが今年は遅霜や台風の被害が少なく、美味しく頂けます。松茸は豊丘村の松茸観光イベントが早々と中止となった後、10月は豊作で、安く売られていました。
- 新穂高ロープウェイ降り場(標高2156m 10/14)2024.10.22
今年の紅葉・松茸・果物に温暖化の影響が...これからに期待
10月下旬の信州。
紅葉は、標高3,000~2,500mの千畳敷や涸沢はもう終わりましたが、今年は夏の猛暑や残暑で色づきが若干弱いという声もありました。
標高2,000m以下の高原や平地は紅葉が遅れていましたが、2日前から朝晩は5℃前後まで気温が下がり、これから期待できそうです。現在は、信州一の名所の松川渓谷上部や、志賀高原・戸隠鏡池・カヤの平などで見頃になっています。
長野県内の紅葉の名所のリストはこちらをご参照ください。収穫の秋ですが、キノコや果物の味覚も温暖化の影響を受けていて、松茸は南信豊丘村の松茸観光イベントは今年も残念ながら中止となりました。場所によっては採れているところもあるようです。
夏に新リンゴを頂きましたが、今年は猛暑で木になっている間にボケて(軟らかく)いるのか、イマイチでした。これからフジなどの種類の本格的な収穫の時期なので、今後に期待したいです♪
- 第1回北アルプス国際芸術祭の作品2024.09.28
芸術+食+紅葉の秋
信州の秋は、芸術の秋、食材の収穫の秋、そして紅葉。
大町で、3年に一度の北アルプス国際芸術祭が11/4まで開催中です。その他、日本一数が多い長野県内の美術館・博物館で、文化の秋をお楽しみください。
「食」はブドウ・リンゴ・梨など果物とキノコの収穫の時期を迎え、農産物と食のイベントがたくさん行われます。松本と戸隠のそば祭り・小谷村等でのきのこ狩り・諏訪の呑みあるき・長門牧場祭などなど。
去年大不作だった松茸は今年は出始めていて、豊丘村の松茸観光も予約が始まっています。
気になる紅葉は、残暑が厳しかったため遅めですが、標高の高い駒ヶ岳千畳敷カールと立山黒部アルペンルートの室堂で見頃、槍穂高連峰の涸沢と栂池自然園が3~4割色づいています。
- 松本城の外国人客と電子チケットの案内2024.08.30
松本城・軽井沢・上高地・もみじ湖等のオーバーツーリズム対策システムが利用可に
暑かった夏も終わり、朝晩は20℃前後で涼しく、虫の音が聞こえるようになった信州です。
この夏は国内外からの観光客が増えていて、長野県内も場所によりオーバーツーリズムが問題になり、ITを活用した対策が進んでいます。
日本の城ランキングで姫路城と1・2位を争う松本城は、ピークシーズン時は切符を買うのに1時間、天守閣に入るのに1時間待ちという状況でしたが、7月から電子チケットを事前に購入できるようになり、日時指定で購入すると待ち時間がほとんどなくなるようになりました。
避暑地の軽井沢は毎年夏は交通渋滞が激しく、マイカーより公共交通やレンタサイクルがお薦めですが、今年からアプリによるライドシェアが導入されてタクシーの待ち時間が少し緩和されています。
外国人にも大人気でマイカー乗り入れ禁止の上高地は、帰りのバスをネット予約できるようになりました。
9月も下旬になると山岳地から紅葉が始まりますが、じゃらん全国紅葉ランキングで3年連続全国1位の南信州もみじ湖は、2年前から駐車場予約システムとシャトルバスの運行が行われています。
長野県内の観光地は、9月前半は比較的空いていますが、連休から紅葉の季節は有名な観光地は混雑します。ネット予約を活用してスムーズな旅をお楽しみください。