旬のトピック
- 例年の須坂市臥竜公園の桜2025.03.12
福寿草が咲き出した今年の信州。桜・あんずの開花は4月初め?
それなりに寒かった今年の冬が去り、春の訪れを感じられる3月となりました。
灰色の冬の長野の大地に春を告げる福寿草が、近所の庭で咲いているのを見かけます。松本の福寿草まつりは3/8~23の開催で、一部の花が残雪から顔を出して咲き始めています。東京などでは冬に咲く水仙は、ここでは芽を出したところで、上田の信州国際音楽村では3/29~4/6に水仙祭りが開催されます。
長野県内の桜の名所は、「天下第一の桜」高遠が4/4の開花予想で、今年は混雑回避のためデジタル入場券を事前購入できるようになりました。その他の名所の開花は、飯田が3/29~31・松本城が4/4・桜祭りを4/1~20に開催の臥竜公園が4/7、長野市が4/8、あんず祭りが3/27~4/6に行われる千曲市のあんずの開花は4/1の予想ですが、この後の気温の変動で大きく変動します。今年の春はどうなるでしょうか?
- 2025.02.05
今週末は雪祭り&かまくら祭り。寒波でも諏訪湖の御神渡りは期待薄
今週末は、寒波で最低気温が-10℃近くになりそうな信州です。
県北部の豪雪地帯の飯山は今年は雪が多く、2/8~9の雪祭りとかまくらの里で行われるかまくら祭りは、充分な雪で行えそうです。
一方、今年も温暖化で、諏訪湖の御神渡り現象は7年連続起きなさそうです。最低気温は-10℃近くになる日もありますが、日中の最高気温が0℃以下の「真冬日」がないため昼間氷が溶けるため、諏訪湖は1日も全面結氷していません。木曽の白川氷柱群は、今年もライトアップされた氷柱が見られますが、昔のような全面氷の美しい光景ではないようです。
長野市では、恒例の灯明まつりが善光寺と表参道で2/7~11に開催されます。
寒波の中、インフルエンザ・コロナ・風邪が流行っているので、お出かけの際はご用心ください。
- 12/29の志賀高原高天ヶ原スキー場(写真:ホテル銀嶺)
- 松本市役所展望室から見た松本城と北アルプス2024.11.22
遅ればせながら市街地の紅葉が今見頃・山は一部冠雪
11月も下旬となり、里山~市街地で、全体に平年より1~2週間も遅く、紅葉が見頃になっています。
樹によってバラツキがあり、桜は紅葉する前に散ってしまったりしていますが、この数日に最低気温が零度近くになり、銀杏などが一気に美しく色づいています。長野県内の紅葉の名所の内、有名な松川渓谷・横谷渓谷・もみじ湖など渓谷や高原地域は落葉していますが、小諸城趾懐古園・鹿教湯温泉・高遠城址公園・天龍峡や、長野市・松本市・上田市などの市街地が今見頃です。
日本アルプスの山々は、ようやく一部で雪が降りましたが、冠雪した美しい景観が見られるのはもう少し先になりそうです。
秋の味覚は、今収穫の時期のリンゴのフジが今年は遅霜や台風の被害が少なく、美味しく頂けます。松茸は豊丘村の松茸観光イベントが早々と中止となった後、10月は豊作で、安く売られていました。
- 新穂高ロープウェイ降り場(標高2156m 10/14)2024.10.22
今年の紅葉・松茸・果物に温暖化の影響が...これからに期待
10月下旬の信州。
紅葉は、標高3,000~2,500mの千畳敷や涸沢はもう終わりましたが、今年は夏の猛暑や残暑で色づきが若干弱いという声もありました。
標高2,000m以下の高原や平地は紅葉が遅れていましたが、2日前から朝晩は5℃前後まで気温が下がり、これから期待できそうです。現在は、信州一の名所の松川渓谷上部や、志賀高原・戸隠鏡池・カヤの平などで見頃になっています。
長野県内の紅葉の名所のリストはこちらをご参照ください。収穫の秋ですが、キノコや果物の味覚も温暖化の影響を受けていて、松茸は南信豊丘村の松茸観光イベントは今年も残念ながら中止となりました。場所によっては採れているところもあるようです。
夏に新リンゴを頂きましたが、今年は猛暑で木になっている間にボケて(軟らかく)いるのか、イマイチでした。これからフジなどの種類の本格的な収穫の時期なので、今後に期待したいです♪
- 第1回北アルプス国際芸術祭の作品2024.09.28
芸術+食+紅葉の秋
信州の秋は、芸術の秋、食材の収穫の秋、そして紅葉。
大町で、3年に一度の北アルプス国際芸術祭が11/4まで開催中です。その他、日本一数が多い長野県内の美術館・博物館で、文化の秋をお楽しみください。
「食」はブドウ・リンゴ・梨など果物とキノコの収穫の時期を迎え、農産物と食のイベントがたくさん行われます。松本と戸隠のそば祭り・小谷村等でのきのこ狩り・諏訪の呑みあるき・長門牧場祭などなど。
去年大不作だった松茸は今年は出始めていて、豊丘村の松茸観光も予約が始まっています。
気になる紅葉は、残暑が厳しかったため遅めですが、標高の高い駒ヶ岳千畳敷カールと立山黒部アルペンルートの室堂で見頃、槍穂高連峰の涸沢と栂池自然園が3~4割色づいています。
- 松本城の外国人客と電子チケットの案内2024.08.30
松本城・軽井沢・上高地・もみじ湖等のオーバーツーリズム対策システムが利用可に
暑かった夏も終わり、朝晩は20℃前後で涼しく、虫の音が聞こえるようになった信州です。
この夏は国内外からの観光客が増えていて、長野県内も場所によりオーバーツーリズムが問題になり、ITを活用した対策が進んでいます。
日本の城ランキングで姫路城と1・2位を争う松本城は、ピークシーズン時は切符を買うのに1時間、天守閣に入るのに1時間待ちという状況でしたが、7月から電子チケットを事前に購入できるようになり、日時指定で購入すると待ち時間がほとんどなくなるようになりました。
避暑地の軽井沢は毎年夏は交通渋滞が激しく、マイカーより公共交通やレンタサイクルがお薦めですが、今年からアプリによるライドシェアが導入されてタクシーの待ち時間が少し緩和されています。
外国人にも大人気でマイカー乗り入れ禁止の上高地は、帰りのバスをネット予約できるようになりました。
9月も下旬になると山岳地から紅葉が始まりますが、じゃらん全国紅葉ランキングで3年連続全国1位の南信州もみじ湖は、2年前から駐車場予約システムとシャトルバスの運行が行われています。
長野県内の観光地は、9月前半は比較的空いていますが、連休から紅葉の季節は有名な観光地は混雑します。ネット予約を活用してスムーズな旅をお楽しみください。
- 諏訪湖祭湖上花火大会(写真:諏訪市)2024.07.20
全国一の花火の生産地、長野の花火大会は今年も開催
長野県は花火を作るのに合った乾燥した気候で、花火大会の開催数・打ち上げ花火の生産量が全国一・二を争う場所。夏になると毎日のようにどこかで花火の音が聞こえます。
今年は関東などでは花火大会が中止になる所がありますが、長野県内の花火大会はほとんどが例年通り開催されるようです。
日本最大級の約4万発が湖上で見られて大人気の諏訪湖の花火大会も、お盆の8/15に開かれます。有料観覧席のチケットは、抽選でネットで明日21日まで受付中。チケットがなくても湖岸道路の歩道などから見られます。
飯田の北にある高森町で、何と大正時代から開かれている8/18の市田灯篭流し大煙火大会は、今年101回目。長野県では花火を「煙火」ということもあります。お盆の灯篭流しとセットで開かれる花火大会は、他にも8/16の飯田の時又灯ろう流しなどがあり、風情が楽しめます。
- 今年のクラフトフェアまつもと(5/26)2024.05.25
5~7月はクラフト・バラ・ハーブの季節
今日・明日は、全国のクラフトフェアの先駆けで40年目を迎える人気イベントクラフトフェアまつもとで、コロナ後の本格的な開催ということもあり、多くの方が松本を訪れています。
クラフトや工芸のイベントは、松本の他でもこの時期に開かれるところが多く、駒ヶ根のくらふてぃあ杜の市が6/1~2、木曽漆器祭が6/8~9、原村の八ヶ岳クラフト市が7/5~7/7に今年も開催されます。この時期は、バラとラベンダーなどのハーブの花があちこちで見られ、香りも楽しめる季節です。中野市の「ばら公園」のバラまつりは5/25~6/16、安曇野の北東の山中にある「夢農場」のラベンダー祭りは6/1~7/15の開催です。
- 2017年時の雪の壁2024.04.26
GW見頃の花・意外と高い今年の雪の壁
急に温かくなり、桜やハナモモは短い見頃が終わったところが多いですが、連休前半は、飯山の菜の花・アルプス安曇野公園のチューリップ・乗鞍高原などの水芭蕉がちょうど見頃となっています。
4/15に開通した立山黒部アルペンルートの雪の大谷は、温暖化で以前のような20mもの雪の壁は体験できなくなっていますが、今年は、3月の寒波で雪が降ったため、14mの高さで、海外の観光客で賑わっています。4/27に「春山バス」の運行が始まる乗鞍でも5mほどの雪の壁が体験できます。
長野県各地はまだ残雪が多く、水芭蕉がこれから見頃の奥裾花自然園も長靴が必要です。スキー場では一部のゲレンデでGWまで滑走できる所もあります。