旬のトピック
- 軽井沢千住博美術館(撮影:阿野太一 ©軽井沢千住博美術館)2011.11.26
新しい型破りな美術館もオープンした軽井沢が、今、熱い!
暖かかった今年の秋もようやく終わり、夜、氷点下になる日もある信州です。軽井沢では、この10月、軽井沢らしい美しいスポットがまた1つ増えました。世界的に活躍する日本画家、千住博さんの作品を、周囲の自然や地形と一体となった総ガラス張りの建築で散策しながら楽しめる型破りな千住博美術館です。
軽井沢では、12/4から、美しいチャペルなどのイルミネーションで定評のある恒例のホワイトクリスマスin軽井沢も始まります。
長野県は、美術館と博物館の数が東京都についで日本で2番目に多い県です。冬季は休館となる所もありますが、千住博美術館はクリスマスの12/25まで開館しているようです。クリスマスシーズンに軽井沢を訪れ、イルミネーション・美しい美術館・アウトレットモールなどでのショッピングを楽しむのはいかがでしょう。
イルミネーションは、他にも長野県各地で見られます。
- カラマツ林の黄葉(蓼科)2011.11.03
カラマツの紅葉を見に行こう!
11月に入りましたが、まだまだ暖かく、紅葉も遅れ気味です。一気に適度な冷え込みがあれば美しくなるのが信州の紅葉なのですが、今年の紅葉は、木々や葉っぱにより色づきがばらついていて、残念ながらイマイチ美しくないようです。その中でも、長野県の森に多いカラマツは、遅い時期にいっせいに黄葉するので、今年もなかなかきれいです。カラマツ(唐松)は、針葉樹の松なのに落葉樹で、新芽や松ぼっくりも可愛い樹木です。
今カラマツなどの紅葉が見頃なのは、南信州の大芝高原・天龍峡・箕輪町のもみじ湖など、木曽の阿寺温泉周辺など渓谷や開田高原、八千穂高原の白樺林、小諸城址懐古園、「信州の鎌倉」上田別所温泉や塩田平・鹿教湯温泉、コスモスが咲き終わった黒姫高原などのようです。
飛び石連休のこの週末を過ぎると、気温が下がる予報が出ていて、白いものが空から舞い降りて来そうです。
- 大峰高原の大カエデ(2008年11月1日)2011.10.16
信州の今年の紅葉は・・
穏やかで過ごしやすい秋らしい天候が続き、徐々に紅葉が標高1000m前後まで降りてきました。信州随一の紅葉の名所、松川渓谷や横谷渓谷の他、戸隠 鏡池・志賀高原・上高地・米子大瀑布などが見頃を迎えていて、10/22・23の週末頃まで見られるでしょう。
もう少し標高の低いところでは、朝ドラ「おひさま」や映画「神様のカルテ」でも出てきた写真の安曇野大峰高原の七色大カエデや、なべくら高原のブナ林・小諸の懐古園・木曽の水木沢天然林・映画「大鹿村騒動記」で人気の大鹿歌舞伎が10/16・30に行われる大鹿村の大池高原などが、10月下旬が見頃となりそうです。
今年は、涸沢、乗鞍岳や御嶽山の上部のような2500m以上の場所は、9月下旬に残暑から紅葉する暇がなく一転氷点下になったため美しい山岳紅葉が見られず、残念でしたが、まだまだたくさんある信州各地の紅葉の名所では、例年並みの美しい紅葉が期待できます。
- 素人そば打ち段位4段の方の技2011.10.01
紅葉・新そば・そば祭りのシーズン。信州でソバ打ち体験はいかが?
もう10月。標高3000mの千畳敷カールなどから紅葉の便りが聞かれます。標高1000~2000mの高原地域では見頃は10月中旬になりそうです。
そして、10~11月の信州は、新そばとそば祭りの季節でもあります。来週末の3連休には、松本で、ソバ祭りが開かれます。恒例の全国の蕎麦店のブースや、素人そば打ち段位認定大会・ソバ打ち名人戦等が、今年は日本そば博覧会との共催で開かれ、例年にもまして大勢の人出となりそうです。蕎麦屋の食べ歩きで人気の戸隠そば祭りも、11/1などに開かれます。
信州ソバ、食べるだけでなく、今日終了した朝ドラ「おひさま」で主人公の井上真央さんもやっていたソバ打ちの体験はいかがでしょう?こちらに、信州各地でソバ打ち体験のできるスポットをリストしています。
- 地物の松茸(9/12 浅間温泉梅の湯)2011.09.18
今年の果物は甘く、松茸も出だしは良好。放射性物質は非検出
- 道祖神と水車小屋のロケセット(8月 安曇野)
- 大鹿歌舞伎(写真:大鹿村役場)2011.08.04
映画「大鹿村騒動記」のヒットで脚光を浴びる大鹿歌舞伎。8月末から「神様のカルテ」もロードショー
- 諏訪湖祭湖上花火大会の大ナイアガラ(写真:諏訪市)2011.07.22
復興祈願!今年もやります。信州の花火大会
長野県は全国一の打ち上げ花火の生産地。花火を作るのに合った乾燥した気候で、花火師たちが腕を競います。今年は、震災の影響で関東地方などで花火大会が中止になり、花火の仕事も減っていたそうですが、長野県内の花火大会は、震災からの復興も祈願し、ほとんどが例年通り開催されます。今年は松本薄川の花火も4年ぶりに行われます。
日本最大級の約4万発が湖上で見られ、人気の諏訪湖の花火大会も、今年もお盆の8/15に開かれます。有料観覧席の抽選会では、被災地からの応募者を優先したそうです。8/15以外にも諏訪湖畔上諏訪温泉では、8/1~9/2、「サマーナイトファイヤーフェスティバル」として毎晩8:30~45、800発の花火が見られます。9/3には「新作花火競技大会」、9/4にもファイヤーフェスティバルのフィナーレで1万2000発が湖上に打ち上がります。
- 松本城(写真:松本市)・上高地2011.07.08
地震と土砂災害に負けない! 元気です 松本&上高地
6/30に松本で震度5強の地震が起き、家屋の屋根瓦や壁、商店の陳列物などに被害が出、重軽傷者も12人ありました。松本市街地にある会社に出勤すると重いパーティションが倒れて本が散乱していて驚きました。震源地の南部では、ブルーシートで覆いをした家も目立ちます。国宝松本城も内壁にひびが入ったものの、築400年、日本最古の天守閣はさすが頑強で、通常通り観覧できます。7/9~10・16~17には「元気です 松本」として「堅牢!松本城ツアー」・「国宝四城ゆるキャラ大集合」・「甲冑、時代衣装でのおもてなし」などのイベントが急遽開催されます。
一週間前の6/23には上高地で土石流災害が起き、アクセス道路が通行止めになりましたが、29日から片側交互通行で復旧し、地震の影響もなく、バス・宿なども通常通り運行・営業しています。
大震災以降、観光地は踏んだり蹴ったりですが、これから夏山・観光シーズン本番。風評被害に惑わされず、正確な情報を得て、ぜひ涼しい信州へお越しください。
- 『恋人の聖地』にも選ばれている八千穂高原の白樺林2011.06.19
信州の高原はエアコン不要。この夏は欧米型ロングステイや疎開ステイも
今年は、早めに梅雨に入りましたが、長野県は晴天率が高くて湿度も低く、高原地域は平均気温20℃前後でエアコン不要。震災後の電力不足の今年の夏は、避暑滞在型の宿泊が人気を得そうです。
斑尾高原など飯山の「節電!涼山泊。プラン」や「佐久エコ暮らしキャンペーン」など、各地の観光協会や旅館組合、旅行会社、各宿で、欧米のような長期滞在型の宿泊プランを扱い始めています。また、宿泊代金の一部が義援金となる復興支援プランや、蓼科や軽井沢などで被災者の方々の無料や安価での滞在の受け入れも行っています。
夏休みの子どもたちのための、恒例のサマーキャンプ in 信州の受付も始まりました。「安曇野地球宿」では、子育て中の方の、首都圏からの避難&疎開ステイが注目を集めています。