• 休暇村乗鞍高原の露天風呂('05年)
    2006.11.20

    温泉&新そば&新リンゴ

    一雨ごとに冷え込んで来る11月後半~12月前半は、紅葉とスキーシーズンのはざまで、観光にいらっしゃるお客さんが少ない時期。温泉もすいていてゆったりつかって暖まれます。白馬村では、11月中、「白馬おんせんフェア」で白馬八方温泉白馬塩の道温泉など村内11の温泉施設の入浴料金が割引になります。
    そして、新そばと新リンゴが美味しいのがこの季節。乗鞍高原温泉休暇村では、恒例の新そば&りんごフェアでソバやリンゴのスイートなどのバイキングで5000円~10000円で泊まれ、12/16にはスキー場もオープン。他にも、この時期は格安料金を設定している宿が多いです。

  • 冠雪した常念岳の朝焼け(11/8)
    2006.11.11

    山は雪化粧、里は冬支度

    11/8に、信州各地で気温が一気に0~2℃まで下がり、初霜と初氷が観測されました。この時期は、里で雨が降ると山は雪になります。アルプスの山々は今年2度目の冠雪。11/1には、軽井沢プリンスホテルスキー場が人工雪を使って早々とオープンしました。
    霜が下りると、クラインガルテンや市民農園でもほとんどの野菜の収穫は終わり。ハーブや庭木の冬越しの準備、野沢菜の収穫と漬け込みふじリンゴの収穫、信州ではどこの家の車でも必要な冬タイヤへの履きかえ等、里は、寒くなる前の冬支度で忙しい時期です。

  • 昨年のラーメン博の"出展作"(写真:ラーメン夫婦坂さん)
    2006.11.06

    新そば祭り vs. ラーメン博 さて、どっち!?

    11月は、今年採れたそば粉で打った「新ソバ」の季節。白馬村そば祭り月間・信州新町左右高原新そばまつりなど、信州各地で新そば祭りが行われています。「新米」や「新リンゴ」は知ってたけど、「新ソバ」があるのは信州に来るまで知りませんでした。
    一方、寒くなってくると食べたくなるのがラーメン。冬が厳しい信州には、美味しいラーメン屋もたくさんあります。今週末11/10~12には、長野市で信州ラーメン博が行われます。昨年から始まったイベントですが、第1回から6万人が訪れて大成功を納め、全国のラーメンのイベントの走りとなりました。
    この時期に信州にお越しの際は、しっかり着込んだ上、リンク集 - グルメの「そば屋」「ラーメン屋」のページをご参考に、冬の味覚を味わってください。

  • 陶器作家のおもてなし
    2006.11.02

    芸術の秋。安曇野や諏訪で美術工芸ウォッチングはいかが?

    11月3日は文化の日。安曇野では11/2~5の間、多くの美術工芸家の工房やアトリエが公開される、安曇野STYLE 2006が開催されます。安曇野に暮らす美術工芸家をつなぐ「安曇野スタイルネットワーク」が主催し、普段は見られない制作現場の公開や体験制作、作品の販売などが行われます。
    安曇野のあちこちにある工房やアトリエが100以上も公開されるので、すべてを訪れるのは難しいですが、気になる工房やギャラリーをレンタサイクルなどでゆっくりめぐって、安曇野の豊かな自然と文化を満喫してください。
    また、諏訪でも11/3~4、美術工芸家のイベント匠ぷらっとSHOPSⅣが開催されます。

  • カラマツの紅葉(10/28 蓼科山麓)
    2006.10.31

    今年の紅葉は長持ちで、まだまだ楽しめます

    今年は、10月前半に寒くなった後は穏やかな暖かい日が続き、落葉の原因となる急激な冷え込みや風雨がなかったため、紅葉が長持ちしています。10/28に、松川渓谷と並ぶ信州随一の紅葉スポットの横谷渓谷に行って来ましたが、見頃は少し過ぎたものの、まだ美しい紅葉が見られました。ただ、今年は、一気に寒くならないため、樹によって色付きがまちまちで、まだ緑色の樹もあるのは残念です。
    平年より1~2週間遅れている今年の紅葉。標高の低い場所や市街地ではまだまだ楽しめます。数ある信州の紅葉の名所の内10/30時点で見頃の所は、北から順に、鍋倉高原中腹・黒姫高原八方尾根山麓・上高地のカラマツ・扉温泉アルプス公園軽井沢雲場池・駒ヶ根高原などです。大峰高原大カエデ・松本城角間渓谷鹿教湯温泉別所温泉周辺・天竜峡などでは、11月中旬まで見られそうです。
    11月には、カラマツが黄金色になって紅葉のフィナーレを飾って落葉すると、信州は長い冬を迎えます。

  • 前掛山への登山客(10月)
    2006.10.26

    活火山 浅間山への登山規制が緩和され、登山客急増

    観光やショッピングに人気の軽井沢の西側にそびえる浅間山。今も噴煙がたなびく活火山ですが、9月に、気象庁が「火山活動度」をレベル2から1に引き下げました。2年前、20年ぶりに噴火してから、登山は、火口から4キロ以内、'05年6月からは2キロ以内に立ち入り規制されていましたが、それも小諸市側からは500mに緩和されました。外輪山の前掛山まで「自己責任」で登山可能となり、噴煙を上げる浅間山を真近で見られるるため、登山客が昨年の数倍に増えています。規制を守らず火口まで行く人もいるようですが、まだ、火山ガスや小噴火の危険があります。登山の際は、小諸市など地元の最新情報に従ってください。
    信州の標高の高い山で、通常の装備で登山やトレッキングを楽しめるのは、場所や天候によって10月中か11月半ばまで。その後はプロ並みの装備と経験が必要な冬山となります。

  • 「アルプス平自然遊歩道」の今年の紅葉(写真提供:白馬五竜観光協会)
    2006.10.17

    雪の白・紅葉・木々の緑の「3段紅葉」

    10月連休時の荒天で、白馬岳などで数人が亡くなられる遭難事故があった後、信州らしい秋晴れの青空と朝晩の冷え込みが続き、遅れていた紅葉も本格化しています。連休前後にアルプスの上部が早くも冠雪したため、今年は、「雪を頂く山頂の白・山腹の紅葉・山麓の緑」の見事な「3段紅葉」が見られました。連日大にぎわいの上高地では、冠雪した穂高連峰がすばらしく美しく見えたそうです。
    今は、雪は稜線に沿って少し残る程度ですが、場所によって紅葉とのマッチングが楽しめます。10/17時点で、志賀高原・鍋倉高原米子大瀑布湯の丸高原八千穂高原・蓼科高原・八方尾根乗鞍高原・木曽の赤沢自然林水木沢天然林などの高原地域で見頃を迎えています。

  • 採り立てのクルミとクルミパン
    2006.10.12

    クルミと栗の美味しい季節♪

    信州の秋の味覚の代表と言えば、今年10年ぶりの豊作の松茸や、キノコ・果物・ソバですが、クルミと栗も忘れるわけにはいきません。この時期は、あちこちで、栗のイガやクルミの殻が落ちているのを見かけます。クルミを拾って割り、クルミパンを焼くのも秋の楽しみの一つです。
    クルミと栗は、この時期、各地の直売所などの店先で目にしますが、中でも、東御市の浅間山麓が全国一のクルミの産地で、道の駅「くるみの里」などで生クルミやクルミのスイートを売っています。栗は、栗おこわや栗菓子で有名な小布施が主な産地です。

  • 軽井沢の市街地の猿
    2006.10.11

    熊、猿、イノシシ、鹿、タヌキ・・里に来る野生動物たち

    今年は、夏までの異常気象で里山で栗やドングリが小ぶりのためエサ不足で、野生動物が里に出没した話をよく耳にします。小谷村では中学生が登校中に襲われ、大町市では全生徒が熊除けの鈴を付けて登校する異常事態。
    猿が頻繁に出没し、昨年全頭駆除すべきかどうかで議論となった軽井沢では、10/6までアジアで初めての国際クマ会議が開かれていて「どうすれば野生動物と共生できるか?」について話し合われています。一般向けのセミナーや星野道夫の写真展もあります。熊の活動は、9月を過ぎるとおさまりますが、ハイキングの際は十分お気を付けください。

  • 束に分ける独特の「ぼっち盛り」の戸隠そば
    2006.09.21

    この秋各地で行われるソバ祭り&キノコ狩り

    台風の去った後、空気も澄み、朝晩は上着が欲しい季節になりました。秋の信州の楽しみはソバとキノコ。ソバの産地として名高い戸隠で今週末9/22~/23に開かれる戸隠そば祭りを皮切りに、松本城周辺で10万人以上の人が訪れる10/7~/9の連休の「信州・松本そば祭り」、新そばが食べられる「白馬村のそば祭り月間」など、各地でそば祭りが開かれます。
    信州の本屋では、この時期、「キノコの見分け方」のハウツー本が並びます。里山でのキノコ狩りツアーや、全国2位の生産量の信州産松茸料理の集いをお楽しみください。