• 軽井沢 白糸の滝(信州写真館提供)
    2006.08.11

    涼を求めて・・軽井沢・雪渓・高原は別天地の涼しさ!

    猛暑が続く今年の夏、ここ信州では、長野市街地や松本市街地など平地では昼間は31~34℃程度まで気温が上がる日が多いです。それでも空気が乾燥しているため過ごしやすく、特に朝晩は20℃を少し超える程度でひんやりしています。
    その中で、信州の夏の避暑地と言えばやはり軽井沢。昼間でも25℃前後、朝晩は20℃以下の気温で、避暑・ショッピング・百合園などの観光を楽しむ方々でにぎわっています。また、針ノ木大雪渓や白馬大雪渓等の雪渓、上高地八千穂高原湯の丸高原のような標高の高い山や高原では、下界の暑さとは別天地の涼しさです。

  • 根子岳の絶壁に咲く花
    2006.08.06

    信州の山は、今、高山植物のお花畑

    信州の山・高原・湿原は、今、高山植物が見頃です。残雪が多く梅雨が長かった今年は、高山植物の開花も遅れ気味で、気温が上がった7月下旬から一斉に開花しています。針ノ木大雪渓ではニッコウキスゲやシナノナデシコ、高山植物の宝庫の千畳敷カールではシナノキンバイ、標高の高い八方自然研究路や白馬五竜ではコマクサ根子岳ではエーデルワイスの仲間のミネウスユキソウや全国的にも珍しいキキョウの自生などが見頃です。軽井沢・プリンスゆり園・ 富士見高原・白馬岩岳などでは何十万株もの百合が見られます。
    霧ヶ峰では、ニッコウキスゲは終わりましたが、ヤナギランやマツムシソウが咲いています。上高地から穂高・槍ヶ岳への登山コースの涸沢からさわのお花畑は、まだ2m残る雪のため、お盆前に一気に咲きそうです。

  • 畑の前に立つ選挙ポスター掲示板
    2006.08.01

    田中康夫知事三選なるか?夏祭りさなか、大接戦の長野県知事選

    夏本番の8/6、長野県では知事選挙が行われます。「ヤッシー」こと田中康夫知事と、その独善的なやり方に反対する人たちが一本化した候補、村井仁氏とのあつい闘いとなっています。講演などで話を聞くと、「脱ダム宣言」など理念を言葉にする巧みさに驚かされる作家出身の50歳の田中さんと、自民党で大臣までなり地元で期待されたが小泉郵政民営化に反対して国会議員から引退した65歳の村井さん、同じ高校の後輩・先輩ですが、その政治姿勢やカラーは対称的です。過去2度は圧勝した田中知事でしたが、今回は支持率が低下していて、マスコミの世論調査ではまったく5分5分とのこと。

    投票日前日の8/5の夜は、奇しくも松本市街の松本ぼんぼんや長野市街の長野びんずるなど、信州各地の市街地で夏祭りが開かれ、それぞれ何十万人もの人が集います。2候補は、大勢の有権者に「最後のお願い」をどこで訴えるのでしょうか?

  • 2006.07.26

    水害を吹き飛ばせ!諏訪湖と天竜川の花火

    諏訪湖の夏と言えば花火。お盆の8/15に開かれる諏訪湖祭湖上花火大会は、日本最大級の規模の3万数千発が湖上で見られ、諏訪湖ならではの水上スターマインや、諏訪湖を一周するような約2kmもの大ナイアガラが特徴で、50万人もの人出でにぎわいます。
    今年は、諏訪湖畔で一部のホテルも水害にあい、被災直後は宿泊のキャンセルが相次いでダブルパンチでした。たくさんの方が花火を見に訪れることが復興を支援することにもなります。8/15以外にも、8/1~9/3中は「サマーナイトファイヤーフェスティバル」として毎晩800発の花火が楽しめます。
    8/15の有料自由席券は、8/1と当日に諏訪市内で販売されます。また、9/2に1万9千発の新作花火が見られる「全国新作花火競技大会」は、今年はインターネットでチケットの入手ができます。
    土石流で多くの方が亡くなった岡谷市や、今回の水害で決壊した天竜川沿いでも高森町などでお盆後に恒例の灯篭流しと花火が行われます。また、お盆前には諏訪湖音楽の夕べも諏訪湖周辺で楽しめます。岡谷の太鼓祭りは残念ですが水害の影響で今年は中止となりました。

  • 2006.07.22

    豪雨による長野県内の一部の被災地・交通機関の復旧情報

    連休から降り続いた記録的な豪雨が19日にピークとなり、昔から「暴れ川」や「暴れ天竜」と呼ばれて来た南信地区の天竜川が決壊し、諏訪湖の西側の土石流と共に死者・不明者11名もの大きな災害となってしまいました。その後雨は一段落し、22日の土曜日には晴れて穏やかな天気となっています。県内各地で不通となっていたJRの特急・高速道路・主要な国道もほぼ復旧しました。最新の道路情報は長野県公式ページをご覧ください。
    夏休みの観光シーズンの始まりに、ニュースで長野県全般が被災しているようなイメージが伝わり、旅館など観光業の方々は苦労しておられます。一部の被災地域と山岳地の一部道路以外は問題なく旅行を楽しめますので安心してお出かけ下さい。復旧と、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

  • 2006.07.12

    信州で過ごす夏休み~キャンプ・サマースクール・花火, etc.

    いよいよ夏休み。涼しい信州の実家や旅行先で過ごす方もいらっしゃるでしょう。もう計画は立ちましたか?
    子どもにとって夏休みと言えばまずキャンプ!サマーキャンプ in 信州は、今年も人気が高く、夏休みの始めや終わりの一部の回を除いて定員に達しましたが、他にもたくさんあるキャンプツアーやキャンプ場のリストをご覧ください。渓流で魚を追ったりカヌーに乗ったり、早朝や夕方の林でカブトムシをつかまえたり、信州ならではのいろんな体験が待っています。プレ夏休みの7/15・/16にはネイチャリングフェスタ 自然と遊ぼう in 松本も開かれます。
    アート系では、安曇野で開かれるアートライン サマースクール。ちひろ美術館で「色」をテーマにしたワークショップが開かれます。他にも、いいだ人形劇フェスタや親子で参加できる音楽祭。そして、諏訪湖や各地の花火の見物, etc...元気で楽しい夏休みを!

  • 満開時の霧ヶ峰のニッコウキスゲ
    2006.07.08

    霧ヶ峰のニッコウキスゲが開花!今年もたくさん咲くかな?

    昨年、数年に一度の当たり年で見事な黄色の花のじゅうたんが見られた霧ヶ峰のニッコウキスゲ。今年も、6月末からちらほら咲きだしていて、9日には恒例の霧ヶ峰花まつりが開かれます。今年は、春先までの大雪と厳冬、その後も低温で日照時間も短か目だったため、花の時期が全般に遅れています。霧ヶ峰のニッコウキスゲも、7月に入ってもまだ肌寒い日も多いため、平年より少し遅く、7/22・/23の週末から/30までが見頃になりそうです。
    信州はこれから、ニッコウキスゲの他にもユリ科の植物が見頃の季節を迎えます。八方自然研究路など他のニッコウキスゲの咲くスポット軽井沢・プリンスゆり園などで可憐な百合をご覧になれます。

  • 2006.07.02

    須坂市の人気者、赤カンガルーの「ハッチ」&100万株のレンゲツツジ

    ボクシングのポーズや、カメラや観客に見せる愛敬がテレビなどで紹介され、全国的に人気の赤カンガルー「ハッチ」。ハッチのいる須坂市動物園は、ハッチ効果で入園者が数倍になったそうです。7/1には、神戸から来たメスの「クララ」との結婚式が行われ、千人以上の観客とマスコミでにぎわいました。新郎新婦は、牧草と野菜で作った「ウエディングケーキ」のご馳走を仲良く食べたとのこと(^_^;)

    須坂は、長野市の東隣・小布施の南側に位置し、果樹園・蔵・米子大瀑布などの自然の美しい所です。「クララ」も「蔵のまち」にちなんで名付けられました。須坂の東、破風高原の100万株をこえるレンゲツツジも今ちょうど見頃。炭火焼きジンギスカンと山菜が人気の五味池破風高原つつじまつりが7/9まで開かれています。

  • アフィニス夏の音楽祭のプロの音楽家によるレッスンや演奏会(飯田文化会館提供)
    2006.06.23

    信州各地で開催される夏の音楽祭♪

    信州では、7~8月の夏休み期間は音楽祭のシーズンでもあります。小澤征爾さんが病を押して今年もタクトを振るサイトウ・キネン・フェスティバル・松本、プロの音楽家によるレッスンやその成果を見聞きできるユニークなアフィニス夏の音楽祭、木曽ひのきの美しい木曽文化公園文化ホールでの木曽音楽祭のクラシック音楽祭の他、上田ジャズフェスティバル、全国の演奏団体が集まる松本城太鼓まつりや岡谷太鼓祭り、さらにはコカリナフェスティバルというのもあります。
    昨年できたばかりで日事連建築賞最優秀賞を受賞した軽井沢大賀ホールでは、緑の音楽会・軽井沢国際音楽祭のほか、7/31に「0歳からのピアノリサイタル」が開かれます。サイトウ・キネンのような、通常未就学児が入場できないコンサートとは異なり、幼児はもちろん、国内では珍しい0歳児でも親子で聞けるコンサートです。

  • ホタルの乱舞(辰野町提供)
    2006.06.17

    ホタルの季節・・・辰野町の蛍はここ数日が見頃、他の蛍スポットでは7月初旬が見頃の所が多いです

    信州でも、平年並みの6/9から梅雨の季節を迎えました。その後は曇りや晴れの日が続いていましたが、6/15にもまとまった量の雨が降りました。これまで雨が少なかったので、農家には恵みの雨です。「栗の花盛りには雨が続く」といわれ、あちこちで栗の木の白い花が目立ちます。
    梅雨は、信州各地で蛍が見られる季節。全国的に有名な辰野ほたる祭りでは、昨年、蛍の数が激減しましたが、今年は昨年よりは回復しています。今年の蛍は、春先の低温の影響で信州全般に遅れ気味ですが、蒸し暑くて無風という絶好の「ホタル日和」の6/16には、2000匹以上が観測されました。イベントのほたる祭りは18日の日曜日で終了しますが、蛍の見頃は来週半ばごろまでとなりそうです。信州の他の蛍スポットと時期を、ホタルは信州のここでも見られますのページでご紹介しています。松本市では洞地区で、7/1・7/2蛍祭りが開かれます。北部や高原では7~8月まで見られます。