• ツール・ド・美ヶ原(松本市提供)
    2006.06.07

    サイクリストたちのシーズン

    環境と健康の面で人気が高まっている自転車。信州はMTB(マウンテンバイク)で山を走ったり自転車で通勤・通学をする人も多く、カラフルな自転車やウェアを目にすることが多いです。特に、5月~6月は、頬に当たる風も心地よく、自転車には最高の季節。長野市松代・松本市・上田市の別所線沿線などでは、レンタサイクルが無料で利用できます。安曇野では、自転車での「散歩」ポタリングのツアーが毎月一度行われています。
    信州の山岳地では、自転車競技も盛ん。4月~7月には、あちこちでサイクルロードレースが開かれ、全国各地からサイクリストが集まります。5月に開かれた国際レース「ツアー・オブ・ジャパン」南信州ステージは、4万人もの観衆を集めました。6/25に開催されるツール・ド・美ヶ原は、浅間温泉から美ヶ原高原まで、車でも登りがいがある標高差1200m、21kmの距離を登り切るレースです。友人が参加しますが、その体力と気力に頭が下がります。

  • 2006.06.03

    6月の信州はハーブとバラのシーズン

    信州でも6月は梅雨の季節。気象庁のサイトでの'05年の予想では、関東と同じ平年並みの6/8~7/20が梅雨のシーズンですが、信州は関東地方などより雨が少なく、傘の要らない日も多いです。
    この時期は、ラベンダーなどのハーブ・バラ・アヤメやアイリスの花があちこちで見られ、香りが楽しめる季節です。夢農場ラベンダー祭りのページに、安曇野の北の山麓にある池田町夢農場でのラベンダー祭りや各地のラベンダー園を、薔薇の祭典のページには、軽井沢タリアセンでのバラのイベントの他、各地のローズガーデンを紹介しております。中でも、6/12まで開催中の中野市 一本木公園 バラ祭りは、570種類1200株のバラを鑑賞したり買ったりでき、地元でも人気があります。

  • 大芝高原の散策道
    2006.05.30

    長野県内5ヶ所が「森林セラピー基地」に認定!森の芽吹き、新緑、残雪の情報

    新緑の美しい季節を迎えました。今年4月、森林浴の癒し効果を科学的に解明するために、全国10ヶ所の森が「森林セラピー基地」として国の機関から認定され、半数の5ヶ所が長野県内から選ばれました。ハイキング・トレッキングのページで、写真の大芝高原黒姫高原赤沢自然休養林をご紹介しています。
    残り2ヶ所の内の一つ、鍋倉山麓では、遅れていたブナの芽吹きが始まっていますが、今年はまだ残雪が多く、例年5月末に開通する鍋倉山の田茂木池~関田峠の県道は、6/16まで閉鎖されています。残雪は、白馬大雪渓の白馬尻で8m、乗鞍高原雪渓の道路沿いは13mもあります。上高地では、穂高岳への登山基地「岳沢ヒュッテ」が今年の豪雪で崩壊して本年度は休業となった他、ウェストン祭前日の登山が残雪と登山道通行止めで中止となりました。

  • タラの芽(小海町観光協会提供)
    2006.05.17

    タラの芽、コシアブラ、コゴミ、ワラビ..山菜とタケノコの美味しい季節!

    春の信州と言えば山菜。山の残雪の多さや春先の寒さのために生育が遅れていた山菜ですが、5月に入って暖かくなり、一気に芽を出し始めました。拙宅にあるタラノキ・山椒・セリも日に日に成長し、地元の八百屋や直売所、温泉旅館、居酒屋などで美味しそうな山菜たちを見かけることが多くなりました。
    タケノコは、信州では、南の方は孟宗竹や真竹マダケ、中信では淡竹ハチク、北の方は根曲がり竹ネマガリダケと種類が分かれます。今は孟宗竹の季節で、6月に入るとハチクや最近人気のネマガリダケの時期を迎えます。
    この時期、地元の山菜採り名人が案内してくれる「山菜採りツアー」が、小海町北八ヶ岳で毎週土日、信州新町の信州犀川交流センター「たけのこ狩りとわらび採り体験」や大滝村「御岳高原山菜狩ツアー」が6/10~/11など、各地で行われます。信州の山菜採りツアーと山菜祭りのリストのページをご覧ください。

  • 清内路村の花桃(5/6)
    2006.05.09

    連休が終わってから満開を迎えた花たち

    GWにようやく気温が上がった信州ですが、花の見頃は全般に1~3週間ほど遅れていて、飯山市の菜の花、奥裾花自然園の水芭蕉、白馬五竜のカタクリ、清内路村の花桃などは、連休中のイベントが終わってからようやく満開になっています。100万本、民間最大規模を誇る千曲市のチューリップも、開園時期が過ぎてから満開になるという「チューリップまつり」始まって以来の事態に、急きょ開園を延長しています。今週末あたり、GW時より混雑せずに見られそうです。
    一方、上高地などの山岳地や、一部のスキー場では、まだ数メートルの積雪があり、人気の高いHakuba47&白馬五竜では今年は連休後の土日もリフト運行するそうです。

  • コゲラ(キツツキの一種)
    2006.05.07

    春の公園や野山に、小鳥のさえずりを聞きに出かけませんか?

    今春の信州は、鳥たちのさえずりを例年になくあちこちで耳にします。鳥たちにも厳しかった今年の冬が終わり、待ちわびた春を迎えて、いっせいに活動し始めたのでしょう。4月初めに市街地でウグイスの見事な初鳴きを耳にしてから、メジロ・カッコウ・ヒバリ・キジを田畑や野原で見かけました。ツバメも南の国からやって来て、水が張られた田植え前後の水田を滑空しています。
    岡谷市と塩尻市の境にある「塩嶺小鳥の森自然公園」では、50年以上も続く小鳥バスが今日からスタートしました。その他にも、軽井沢野鳥の森小鳥ヶ池やバードラインのある戸隠など、探鳥会が開かれる場所やバードウォッチングスポットは信州のあちこちにあります。
    一方、冬鳥のハクチョウの越冬地、安曇野の犀川白鳥湖には今年は2400羽も飛来していましたが、4/25、無事北帰行が完了しました。

  • 昨年の善光寺花回廊の「花キャンバス」(実行委員会提供)
    2006.04.29

    連休&観光シーズンスタート!今年のGWの信州は、百花繚乱

    信州では、連休と同時に、登山・観光シーズンが幕を開けます。ビーナスラインや立山黒部アルペンルートなど、冬季閉鎖されていた道路も、多くが連休前に開通します。4/27には、上高地で、雪もちらつく中例年通り開山祭が行われましたが、今年はまだ残雪が1~2mもあり、防水性の高い靴で歩く方が良いでしょう。
    春が遅かった今年は、今、色々な花がいっせいに咲いていて、例年なら4月に咲く花が連休に見頃を迎える所もあります。今年連休期間中にちょうど見頃の花は、むれ水芭蕉園・居谷里湿原・ヘブンス園原の水芭蕉、白馬五竜の座禅草、姫川源流自然探勝園の福寿草千曲市のチューリップ、佐久津金寺や岡谷出早公園などのカタクリ阿島の大藤、伊那梅苑の梅、南木曽町のミツバツツジ、小諸城址懐古園・大町公園・光城山などの、、まだまだ書ききれません。長野市のながの花フェスタ 善光寺花回廊では、去年の3倍の規模の「花キャンバス」がみものです。「花いっぱい運動」発祥の地の松本も今、花爛漫です。

  • 長野市善光寺雲上殿の桜(信州写真館提供)
    2006.04.21

    「花冷え」の今週末、信州各地で桜が満開!北部や里山では、まだこれから連休まで見頃です

    4月も中旬になり、ようやく気温が上がって昼間は5月並みの暖かさとなる日もあり、4/12・4/13・4/15日、松本と上田・高遠・長野市で次々と桜が開花しました。高遠城址公園は19日に満開を宣言、その他市街地の桜や千曲市のあんずも各地で満開前後のところが多く、今週末がちょうど見頃です。
    一方、安曇野市光城山の桜の登山道、松本市アルプス公園~城山公園などの里山・丘陵地や、国天然記念物の長野市神代桜、朝日新聞の日曜版で紹介された高山村の桜、須坂市臥竜公園、飯山城跡公園、大町公園などの信州北部の桜の名所は、まだこれから見頃で、今年は連休まで見られるでしょう。信州の桜の名所リストのページをご覧下さい。
    松本市では今、今年は遅かった梅が、桜に追いつき追い越されてまだ咲いている光景が見られます。木曜日から寒波が来て「花冷え」となっているので、防寒着のご用意をお忘れなく。

  • SKFが行われるまつもと市民芸術館(松本市提供)
    2006.04.19

    サイトウ・キネン・フェスティバル、公演内容とチケットの発売日決定

    小澤征爾さんのご病気のため、公演内容の見直しとチケットの発売が延期されていた今年のサイトウ・キネン・フェスティバル・松本ですが、公演内容が決まり、チケットも5月20日(土)午前10時から発売されます。
    小澤さんは病を押して、オーケストラコンサートB・メンデルスゾーン オラトリオ「エリア」の指揮をする予定です。その他、生誕250年となるモーツァルトの交響曲、ベートーヴェンやマーラーの交響曲に加え、内田光子やジョゼ・ヴァン・ダムのリサイタルなど、今年のプログラムは例年にも増して魅力的な曲目が目白押しで、かなりの人気が予想されます。
    チケットは、チケットぴあなどの電話受付のほか、長野県内の5箇所の窓口で販売されます。最も混雑する松本市の販売会場は、例年の長野県松本文化会館の向かいにある松本市総合体育館になりました。公演内容、チケット発売など、詳しくは公式サイトをご覧ください。

  • 雪の大谷ウォーク(立山黒部宣伝センター提供)
    2006.04.12

    今年の山は例年の倍の4~6mもの残雪で、開通した黒部アルペンルートの雪の壁は19mの高さ!

    先週末、栂池高原などで雪崩による遭難が相次ぎ、計6人が亡くなりました。この冬の豪雪では、過去の豪雪の死傷者を上回る最大の155人もの死傷者が出、春も雪崩の危険が指摘されていましたが、恐れていた通りの痛ましい事故です。高山はどんなベテランでも死の危険があります。今年は特にご注意下さい。
    上高地~穂高連峰の登山ルートの山小屋「岳沢ヒュッテ」では、残雪が例年の倍の4m以上あり、雪に埋まった小屋の掘り出し・営業開始が連休後にずれ込むそうです。春山登山やハイキング・トレッキングの本格的なシーズンインは、今年は遅めになりそうです。
    人気の立山黒部アルペンルートは、大町側から室堂までが例年通り10日開通し、観光シーズンの安全を祈願しました。黒部平では、雪の多かった昨年よりさらに2mほど多い約6メートルの積雪が残っており、今年は昨年より4m高く、'00年の20mに次ぐ19mもの高さの雪の壁ウォークが体験できます。雪の壁は、乗鞍高原などでも見られます。