• 清内路村の花桃(5/6)
    2006.05.09

    連休が終わってから満開を迎えた花たち

    GWにようやく気温が上がった信州ですが、花の見頃は全般に1~3週間ほど遅れていて、飯山市の菜の花、奥裾花自然園の水芭蕉、白馬五竜のカタクリ、清内路村の花桃などは、連休中のイベントが終わってからようやく満開になっています。100万本、民間最大規模を誇る千曲市のチューリップも、開園時期が過ぎてから満開になるという「チューリップまつり」始まって以来の事態に、急きょ開園を延長しています。今週末あたり、GW時より混雑せずに見られそうです。
    一方、上高地などの山岳地や、一部のスキー場では、まだ数メートルの積雪があり、人気の高いHakuba47&白馬五竜では今年は連休後の土日もリフト運行するそうです。

  • コゲラ(キツツキの一種)
    2006.05.07

    春の公園や野山に、小鳥のさえずりを聞きに出かけませんか?

    今春の信州は、鳥たちのさえずりを例年になくあちこちで耳にします。鳥たちにも厳しかった今年の冬が終わり、待ちわびた春を迎えて、いっせいに活動し始めたのでしょう。4月初めに市街地でウグイスの見事な初鳴きを耳にしてから、メジロ・カッコウ・ヒバリ・キジを田畑や野原で見かけました。ツバメも南の国からやって来て、水が張られた田植え前後の水田を滑空しています。
    岡谷市と塩尻市の境にある「塩嶺小鳥の森自然公園」では、50年以上も続く小鳥バスが今日からスタートしました。その他にも、軽井沢野鳥の森小鳥ヶ池やバードラインのある戸隠など、探鳥会が開かれる場所やバードウォッチングスポットは信州のあちこちにあります。
    一方、冬鳥のハクチョウの越冬地、安曇野の犀川白鳥湖には今年は2400羽も飛来していましたが、4/25、無事北帰行が完了しました。

  • 昨年の善光寺花回廊の「花キャンバス」(実行委員会提供)
    2006.04.29

    連休&観光シーズンスタート!今年のGWの信州は、百花繚乱

    信州では、連休と同時に、登山・観光シーズンが幕を開けます。ビーナスラインや立山黒部アルペンルートなど、冬季閉鎖されていた道路も、多くが連休前に開通します。4/27には、上高地で、雪もちらつく中例年通り開山祭が行われましたが、今年はまだ残雪が1~2mもあり、防水性の高い靴で歩く方が良いでしょう。
    春が遅かった今年は、今、色々な花がいっせいに咲いていて、例年なら4月に咲く花が連休に見頃を迎える所もあります。今年連休期間中にちょうど見頃の花は、むれ水芭蕉園・居谷里湿原・ヘブンス園原の水芭蕉、白馬五竜の座禅草、姫川源流自然探勝園の福寿草千曲市のチューリップ、佐久津金寺や岡谷出早公園などのカタクリ阿島の大藤、伊那梅苑の梅、南木曽町のミツバツツジ、小諸城址懐古園・大町公園・光城山などの、、まだまだ書ききれません。長野市のながの花フェスタ 善光寺花回廊では、去年の3倍の規模の「花キャンバス」がみものです。「花いっぱい運動」発祥の地の松本も今、花爛漫です。

  • 長野市善光寺雲上殿の桜(信州写真館提供)
    2006.04.21

    「花冷え」の今週末、信州各地で桜が満開!北部や里山では、まだこれから連休まで見頃です

    4月も中旬になり、ようやく気温が上がって昼間は5月並みの暖かさとなる日もあり、4/12・4/13・4/15日、松本と上田・高遠・長野市で次々と桜が開花しました。高遠城址公園は19日に満開を宣言、その他市街地の桜や千曲市のあんずも各地で満開前後のところが多く、今週末がちょうど見頃です。
    一方、安曇野市光城山の桜の登山道、松本市アルプス公園~城山公園などの里山・丘陵地や、国天然記念物の長野市神代桜、朝日新聞の日曜版で紹介された高山村の桜、須坂市臥竜公園、飯山城跡公園、大町公園などの信州北部の桜の名所は、まだこれから見頃で、今年は連休まで見られるでしょう。信州の桜の名所リストのページをご覧下さい。
    松本市では今、今年は遅かった梅が、桜に追いつき追い越されてまだ咲いている光景が見られます。木曜日から寒波が来て「花冷え」となっているので、防寒着のご用意をお忘れなく。

  • SKFが行われるまつもと市民芸術館(松本市提供)
    2006.04.19

    サイトウ・キネン・フェスティバル、公演内容とチケットの発売日決定

    小澤征爾さんのご病気のため、公演内容の見直しとチケットの発売が延期されていた今年のサイトウ・キネン・フェスティバル・松本ですが、公演内容が決まり、チケットも5月20日(土)午前10時から発売されます。
    小澤さんは病を押して、オーケストラコンサートB・メンデルスゾーン オラトリオ「エリア」の指揮をする予定です。その他、生誕250年となるモーツァルトの交響曲、ベートーヴェンやマーラーの交響曲に加え、内田光子やジョゼ・ヴァン・ダムのリサイタルなど、今年のプログラムは例年にも増して魅力的な曲目が目白押しで、かなりの人気が予想されます。
    チケットは、チケットぴあなどの電話受付のほか、長野県内の5箇所の窓口で販売されます。最も混雑する松本市の販売会場は、例年の長野県松本文化会館の向かいにある松本市総合体育館になりました。公演内容、チケット発売など、詳しくは公式サイトをご覧ください。

  • 雪の大谷ウォーク(立山黒部宣伝センター提供)
    2006.04.12

    今年の山は例年の倍の4~6mもの残雪で、開通した黒部アルペンルートの雪の壁は19mの高さ!

    先週末、栂池高原などで雪崩による遭難が相次ぎ、計6人が亡くなりました。この冬の豪雪では、過去の豪雪の死傷者を上回る最大の155人もの死傷者が出、春も雪崩の危険が指摘されていましたが、恐れていた通りの痛ましい事故です。高山はどんなベテランでも死の危険があります。今年は特にご注意下さい。
    上高地~穂高連峰の登山ルートの山小屋「岳沢ヒュッテ」では、残雪が例年の倍の4m以上あり、雪に埋まった小屋の掘り出し・営業開始が連休後にずれ込むそうです。春山登山やハイキング・トレッキングの本格的なシーズンインは、今年は遅めになりそうです。
    人気の立山黒部アルペンルートは、大町側から室堂までが例年通り10日開通し、観光シーズンの安全を祈願しました。黒部平では、雪の多かった昨年よりさらに2mほど多い約6メートルの積雪が残っており、今年は昨年より4m高く、'00年の20mに次ぐ19mもの高さの雪の壁ウォークが体験できます。雪の壁は、乗鞍高原などでも見られます。

  • 水仙まつり(信州国際音楽村提供)
    2006.04.08

    飯田市で桜が開花!高遠や松本では開花は週明け、見頃は来週末頃からの見込みです

    4/1前後に最低気温が氷点下まで下がり、気象台の開花予想より遅れ気味の信州の桜の開花ですが、4/7、南信の飯田市で、長野県内のトップを切って開花宣言が出されました。今年は梅の花がようやく咲き始めるほど春が遅かったので待ちに待った感がありますが、平年より1日遅れ・昨年よりは2日早いので、平均的と言えるでしょう。南信州飯田地方では、ソメイヨシノ以外の桜も含めて場所によってはすでに見頃で、お花見でにぎわっています。
    伊那市に合併したばかりの高遠のコヒガン桜や、松本城の桜千曲市のあんずはいずれも来週開花し、来週末の4/15~1週間程度が見頃となりそうです。
    長野県は縦に長く、南部から北部、平地の染井吉野から山間部の山桜まで、桜前線は1ヶ月もかかります。東京などで「今年は桜を見逃した!」と言う方は信州にお越し下さい。
    一方、10万本のラッパスイセンが咲き誇る信州国際音楽村水仙まつりは今が見頃です。

  • フキノトウ(3/26)
    2006.03.31

    フキノトウ、ナズナ、セリ...雪解けの大地に顔を出した、今が旬の野草たち

    この時期、信州のあちこちの野原や川辺でフキノトウ、ナズナ、セリなどの野草を見かけます。記録的な豪雪の北信地方でも雪解けの大地にフキノトウが顔を出し始めました。八百屋の店先にも並んでいますが、野原や耕す前の田畑で摘み取るのもとても楽しいものです。長野県南端の売木村うるぎむらなどで、「野草の摘み草ツアー」も行われています。
    苦みが何とも美味しい野草たちに、4月に入るとヨモギ、ツクシ、ノビルなども加わり、4月半ば頃にはいよいよタラの芽、ワラビ、コシアブラなどの山菜の出番です。

  • 水芭蕉(3/26小布施)
    2006.03.27

    座禅草・梅・水芭蕉が開花!桜の開花予報は、高遠4/9・松本4/8・長野4/13です

    東京では桜が満開ですが、春の遅い信州では、福寿草わさびの花に続き、座禅草や市街地の水芭蕉が開花しています。長野県内の桜の開花予報は、「天下第一の桜」として有名な高遠の桜は4/9・松本城などの松本市が4/8・神代桜などの長野市が4/13となっています。南信の飯田は4/1で、咲き始めた樹もあります。やはり全国的に有名な千曲市のあんずも、4/8の開花が予想されています。
    寒かった冬の影響で、例年1・2月に咲く寒梅の花を、市街地でようやくちらほら見かけます。今年は、梅と桜の共演など、花が一斉に咲きそうな信州の春です。

  • スキー場から見た鹿島槍ヶ岳の眺望(2月)
    2006.03.15

    春スキーやスノーシュー、今年はまだまだ楽しめます

    2月後半からの暖かさで、信州各地でハイピッチで雪解けが進んでいます。豪雪に見舞われた北信地方の栄村・野沢温泉村・飯山市などでは今も1~2mの積雪があり、農作業の始まる時期を迎え、リンゴの木の掘り出しなどに追われています。
    スキー場も、北信や標高の高い所ではまだ天然雪が十分残っていて、八千穂高原スキー場などオープン期間を延長するところもあり、今年は春スキーを存分に楽しめます。暖かい日はべた雪や雨の時もありますが、寒の戻りがあると粉雪が降り、新雪の上にシュプールを描くことができます。道路は、降雪の日でなければ、除雪されていて問題なく来られます。ピラタス蓼科スノーリゾートなど、クローズ前は、リフト券が半額な所が多く、お得です。
    また、この時期、スノーシューやネイチャースキーで、林の中を散歩感覚で歩き、木の根元が丸く雪解けする「根開け」や、ふくらんで来た木の芽を観察するのも素晴らしい体験です。静まりかえった大雪原を月光だけを頼りにスノーシューで歩く蓼科高原のムーンライトハイクは、今シーズン最後の満月に合わせて~3/19まで行われています。スキー場リストのページには、「標高」や「ゲレンデ外のネイチャースキーなど」も記載しています。ご参考の上、早春の雪原にお出かけ下さい。