旬のトピック
- SKFが行われるまつもと市民芸術館(松本市提供)2006.04.19
サイトウ・キネン・フェスティバル、公演内容とチケットの発売日決定
小澤征爾さんのご病気のため、公演内容の見直しとチケットの発売が延期されていた今年のサイトウ・キネン・フェスティバル・松本ですが、公演内容が決まり、チケットも5月20日(土)午前10時から発売されます。
小澤さんは病を押して、オーケストラコンサートB・メンデルスゾーン オラトリオ「エリア」の指揮をする予定です。その他、生誕250年となるモーツァルトの交響曲、ベートーヴェンやマーラーの交響曲に加え、内田光子やジョゼ・ヴァン・ダムのリサイタルなど、今年のプログラムは例年にも増して魅力的な曲目が目白押しで、かなりの人気が予想されます。
チケットは、チケットぴあなどの電話受付のほか、長野県内の5箇所の窓口で販売されます。最も混雑する松本市の販売会場は、例年の長野県松本文化会館の向かいにある松本市総合体育館になりました。公演内容、チケット発売など、詳しくは公式サイトをご覧ください。
- 雪の大谷ウォーク(立山黒部宣伝センター提供)2006.04.12
今年の山は例年の倍の4~6mもの残雪で、開通した黒部アルペンルートの雪の壁は19mの高さ!
先週末、栂池高原などで雪崩による遭難が相次ぎ、計6人が亡くなりました。この冬の豪雪では、過去の豪雪の死傷者を上回る最大の155人もの死傷者が出、春も雪崩の危険が指摘されていましたが、恐れていた通りの痛ましい事故です。高山はどんなベテランでも死の危険があります。今年は特にご注意下さい。
上高地~穂高連峰の登山ルートの山小屋「岳沢ヒュッテ」では、残雪が例年の倍の4m以上あり、雪に埋まった小屋の掘り出し・営業開始が連休後にずれ込むそうです。春山登山やハイキング・トレッキングの本格的なシーズンインは、今年は遅めになりそうです。
人気の立山黒部アルペンルートは、大町側から室堂までが例年通り10日開通し、観光シーズンの安全を祈願しました。黒部平では、雪の多かった昨年よりさらに2mほど多い約6メートルの積雪が残っており、今年は昨年より4m高く、'00年の20mに次ぐ19mもの高さの雪の壁ウォークが体験できます。雪の壁は、乗鞍高原などでも見られます。
- 水仙まつり(信州国際音楽村提供)2006.04.08
飯田市で桜が開花!高遠や松本では開花は週明け、見頃は来週末頃からの見込みです
4/1前後に最低気温が氷点下まで下がり、気象台の開花予想より遅れ気味の信州の桜の開花ですが、4/7、南信の飯田市で、長野県内のトップを切って開花宣言が出されました。今年は梅の花がようやく咲き始めるほど春が遅かったので待ちに待った感がありますが、平年より1日遅れ・昨年よりは2日早いので、平均的と言えるでしょう。南信州飯田地方では、ソメイヨシノ以外の桜も含めて場所によってはすでに見頃で、お花見でにぎわっています。
伊那市に合併したばかりの高遠のコヒガン桜や、松本城の桜、千曲市のあんずはいずれも来週開花し、来週末の4/15~1週間程度が見頃となりそうです。
長野県は縦に長く、南部から北部、平地の染井吉野から山間部の山桜まで、桜前線は1ヶ月もかかります。東京などで「今年は桜を見逃した!」と言う方は信州にお越し下さい。
一方、10万本のラッパスイセンが咲き誇る信州国際音楽村の水仙まつりは今が見頃です。
- フキノトウ(3/26)2006.03.31
フキノトウ、ナズナ、セリ...雪解けの大地に顔を出した、今が旬の野草たち
この時期、信州のあちこちの野原や川辺でフキノトウ、ナズナ、セリなどの野草を見かけます。記録的な豪雪の北信地方でも雪解けの大地にフキノトウが顔を出し始めました。八百屋の店先にも並んでいますが、野原や耕す前の田畑で摘み取るのもとても楽しいものです。長野県南端の売木村などで、「野草の摘み草ツアー」も行われています。
苦みが何とも美味しい野草たちに、4月に入るとヨモギ、ツクシ、ノビルなども加わり、4月半ば頃にはいよいよタラの芽、ワラビ、コシアブラなどの山菜の出番です。
- 水芭蕉(3/26小布施)2006.03.27
座禅草・梅・水芭蕉が開花!桜の開花予報は、高遠4/9・松本4/8・長野4/13です
- スキー場から見た鹿島槍ヶ岳の眺望(2月)2006.03.15
春スキーやスノーシュー、今年はまだまだ楽しめます
2月後半からの暖かさで、信州各地でハイピッチで雪解けが進んでいます。豪雪に見舞われた北信地方の栄村・野沢温泉村・飯山市などでは今も1~2mの積雪があり、農作業の始まる時期を迎え、リンゴの木の掘り出しなどに追われています。
スキー場も、北信や標高の高い所ではまだ天然雪が十分残っていて、八千穂高原スキー場などオープン期間を延長するところもあり、今年は春スキーを存分に楽しめます。暖かい日はべた雪や雨の時もありますが、寒の戻りがあると粉雪が降り、新雪の上にシュプールを描くことができます。道路は、降雪の日でなければ、除雪されていて問題なく来られます。ピラタス蓼科スノーリゾートなど、クローズ前は、リフト券が半額な所が多く、お得です。
また、この時期、スノーシューやネイチャースキーで、林の中を散歩感覚で歩き、木の根元が丸く雪解けする「根開け」や、ふくらんで来た木の芽を観察するのも素晴らしい体験です。静まりかえった大雪原を月光だけを頼りにスノーシューで歩く蓼科高原のムーンライトハイクは、今シーズン最後の満月に合わせて~3/19まで行われています。スキー場リストのページには、「標高」や「ゲレンデ外のネイチャースキーなど」も記載しています。ご参考の上、早春の雪原にお出かけ下さい。
- ハクチョウでにぎわう白鳥湖2006.03.07
春・・・白鳥たちの北の国への旅立ち
安曇野の犀川白鳥湖に今冬、過去最高、例年の2倍以上の2400羽程のハクチョウが飛来して越冬しました。今年も2/22から北帰行が始まり、はるかシベリアなどの北の国へ順に旅立っています。無事北の国で夏子育てし、また10月に元気で帰って来て欲しいものです。ハクチョウは、北帰行の完了する4月ごろまで見られます。
白鳥が去った頃、今度は南からツバメやカッコウ達が信州の田畑や野原にやって来て、あちこちで子育てをする賑やかな季節を迎えます。
- 福寿草(3/3 松本)2006.03.03
いよいよ春の便り!福寿草開花
- 松本文化会館でのコンサート(松本市提供)2006.02.25
小澤征爾さんご病気でどうなる?サイトウ・キネン・フェスティバル
信州にゆかりが深く、山ノ内町名誉町民の世界的指揮者、小澤征爾さんが、病気療養のため年内の活動を休止するというニュースが今月流れ、驚かされました。小澤征爾さんと言えば、総監督を務め、今年も8/17~9/12に行われる予定のビッグイベント、サイトウ・キネン・フェスティバル 松本。プログラムも昨年12月に早々と決まっていて、どうなることかと思いましたが、ご本人は静養後に今夏から活動を再開して、予定通り行うつもりで、無理な場合も代役を立てるとのことです。4/22のチケットの第1次発売の予定はとりあえず延期され、詳細な日程や演目の変更を検討中です。
会場となる「まつもと市民芸術館」が2年前市民会館なのに莫大な費用をかけてオペラハウスとして建設された時、小澤さん引退後の懸念も含めて大きな議論をわきおこしましたが、懸念が現実となった感もあります。いずれにせよ、順調な回復をお祈りします。
- 松原湖のわかさぎ穴釣り(立花屋提供)2006.02.19
松原湖と中綱湖でのわかさぎの穴釣り・諏訪湖の御神渡りの展示
信州の冬の風物詩として人気のあるわかさぎの穴釣り。それを紹介している松原湖わかさぎ穴釣り・信州の氷上わかさぎ釣りスポットのページは、この時期、このサイトの中で一番よく見られています。近年は、環境の悪化・乱獲・ブラックバスなどにより数が減った上、暖冬で凍結する湖が少く、一部の湖でしかできませんが、今シーズンは、12~1月の寒波で、松原湖が12/28、中綱湖でも3年ぶりに2/15から解禁されています。かつてワカサギ釣りのメッカだった諏訪湖は、結氷はしましたが、全面禁猟となっています。
なお、諏訪湖で1/9に2年ぶりに観測された御神渡り現象は、今は、その氷もほぼ溶けたようですが、諏訪市博物館で写真でみる御神渡り-「おみわたり2006」という展示をやっており、3/24まで写真と記録映像を見ることができます。