旬のトピック
- 2005.06.03
6月の信州はハーブとバラのシーズン
信州でも6月は梅雨の季節。気象庁のサイトでの'05年の予想では、関東と同じ平年並みの6/8~7/20が梅雨のシーズンですが、信州は関東地方などより雨が少なく、傘の要らない日も多いです。
この時期は、ラベンダーなどのハーブ・バラ・アヤメやアイリスの花があちこちで見られ、香りが楽しめる季節です。夢農場ラベンダー祭りのページに、安曇野の北の山麓にある池田町夢農場でのラベンダー祭りや各地のラベンダー園を、薔薇の祭典のページには、軽井沢タリアセンでのバラのイベントの他、各地のローズガーデンを紹介しております。中でも、6/12まで開催中の中野市 一本木公園 バラ祭りは、570種類1200株のバラを鑑賞したり買ったりでき、地元でも人気があります。
- 2005.05.19
残雪の多い今年の信州の山々が次々に開山し、いよいよ山もシーズンイン
例年にない深い雪に覆われていた信州の山々が次々に開山し、バスやロープウエイの運行や山小屋の営業が始まっています。 4/27の上高地に続き、5/8に浅間山、5/15~5/18に美ヶ原高原・乗鞍高原・中央アルプス駒ヶ岳で、相次いで開山祭が行われました。5/28には白馬岳と霧ヶ峰、6/5には八ヶ岳でも開山祭が行われます。ハイキング・トレッキング・春山登山のシーズンがいよいよスタートです。
連休の後はここ信州でも夜は5℃前後まで冷え込む日が多く、上高地では雪も降り、農作物は遅霜の被害に遭った所もあったようですが、この2・3日は天候も良く、暖かくなってきました。今年は雪が多かったため、各所で残雪が楽しめます。特に、近年人気の、立山黒部アルペンルートの雪の壁ウォークは、5/17でもまだ雪の壁の高さが13mもあり、5/31まで「雪の大谷」を歩けます。
なお、北アルプスでは今年も遭難で亡くなった方がいらっしゃいます。この時期の登山には残雪・雪崩・天候の急変にくれぐれもご注意ください。
- 2005.05.12
今年の信州の春は、花と芽吹きの百花繚乱
信州の春は、花の開花や、草木の芽吹きが一斉に見られます。今年は例年になく春の始まりが遅かったのが、4月途中から5月の好天が続いて気温が上がったため、あっという間に百花繚乱状態になりました。福寿草に始まり、梅が咲き終わらないうちに桜やあんずが咲き、水仙・チューリップ・菜の花といった草花、水芭蕉・かたくり・座禅草のような高山植物、モクレン・コブシ・ハナモモの木々の花、桃・リンゴ・ブルーベリーの果樹の花、ブナ・カラマツ・ケショウヤナギなどの芽吹きが見られますが、連休中に一気に見頃を過ぎたところが多いです。北部や高度の高いところではまだ見られます。
中部地方一の規模の岡谷・鶴峯公園のツツジや、フジ、アヤメやアイリスはこれからが見頃です。
- 2005.05.05
今年も信州の山々に雪形が見える季節を迎えました
信州では、4月~5月に、雪解けした山肌の形が人や動物などに見える「雪形」が見えます。今年も、白馬村では「白馬」の名前のルーツと言われる「代掻き馬」が見られるようになりました。他にも、駒ヶ岳千畳敷カールの「島田娘」・武田信玄の家紋になった五竜岳の「武田菱」・安曇野蝶ヶ岳の「蝶」等、伝わっている雪形は数十にものぼります。雪形の写真や詳しい情報は、安曇野の田淵行雄記念館で見られます。ホームページ上では、白馬の雪型観察等をご覧ください。また、大町市のイベント「北アルプス雪形まつり」や田淵行雄記念館主催の「雪形探訪」で、ガイド付きの雪形ウォッチングもできます。
信州では、昔は爺ヶ岳の「種蒔き爺さん」などの雪形が現われる時期を農作業の目安にしていました。実際、今年も農作業の開始時期を迎え、各地の田んぼに水が入り、その上をつばめが行き交い蛙が鳴く時期になりました。畑では、土の準備・種蒔き・苗の植え付けに忙しく、松本市にある人気の「クラインガルテン」等の滞在型農園や各地の市民農園で、農作業に汗を流す光景が見られます。
- 2005.04.29
5月連休の信州の開花などの情報
大型連休初日の信州は、おおむね晴れで、最高気温が25~30℃近く、最低気温も、2日前に0℃近くまで下がったのが嘘のように暖かく10℃~20℃でした。連休中の天気予報も、5/2に雨の他はだいたい晴れてぽかぽか陽気のようです。
雪が多く春の訪れが遅かった今年の信州は、花の開花も例年より1週間ほど遅れ気味です。例年なら連休にちょうど見頃を迎える飯山の菜の花・奥裾花自然園の水芭蕉・白馬五竜のかたくり・丹霞郷の桃・長野市周辺や安曇野のリンゴの花は、連休後半~5月中旬が見頃となりそうです。
一方、チューリップの里・むれ水芭蕉園や乗鞍高原の水芭蕉・飯山城跡公園や大町公園の桜・飯田市天竜川左岸道路等の八重桜・HAKUBA47スキー場近くの座禅草・清内路村や伊那梅苑等の桃は、連休期間中がちょうど見頃となっています。
連休中や5月は、その他にも各地でイベントが開かれます。特に、20年来の豪雪がまだ残る信州北部の、残雪とブナの芽吹きツアーや雪の壁ウォークはお薦めです。
- 2005.04.28
開山や道路の開通のシーズンです
- 2005.04.18
桜やあんずが満開を迎えました
信州の桜は、4/15~17日に高遠・松本城・長野市城山公園・上田城跡公園など各地で満開となり、天気も良かったため、まさに花見日和の週末を大勢の方々が楽しまれました。長野県内のその他の桜の名所、小諸市懐古園・大鹿村大西公園・須坂臥竜公園などでも開花し、今週いっぱいが見頃となりそうです。
今年は、今まで寒かったのがここ数日で急激に気温が上がったため、写真のような梅と桜の共演が見られる他、水仙、あんず、伊那梅園の梅、モクレン、ザゼンソウ、カタクリ、水芭蕉、福寿草、チューリップまでが一斉に咲く豪華さを味わえます。信州の花の開花情報は信濃毎日新聞「信州の花だより」などをご覧ください。
他にも、4月の信州は、早春賦まつり・雪の大谷ウォーク・山菜採りツアー・善光寺花回廊などのイベントが目白押しです。
- 2005.04.11
信州各地で桜が開花!
信州の春は遅く、そのため、花が一斉に咲きます。福寿草・梅・わさび・座禅草に始まり、木蓮、水仙と続きます。
桜は、今年も、関東や関西に遅れること1週間余り、夜桜会の開かれる松本城と飯田で4/9、上田で4/10、開花しました。上田城跡公園では、今年から、長野灯明まつりも手がけた国際的な照明デザイナー石井幹子さんによるライトアップが行われます。「天下第一の桜」と名高い高遠も4/13・長野市城山公園では4/14に開花する予想で、見頃は4月16~24日頃になりそうです。今年のように春が遅い年は、梅と桜の共演が見られ、よく見ないと見分けがつかない時もしばしばです。
「一目十万本」と言われる千曲市のあんずも4/7に開花し、もう2~3日で満開を迎えます。
- 2005.04.08
サイトウ・キネン・フェスティバル チケット発売
信州の夏のビッグイベント、サイトウ・キネン・フェスティバル 松本の今年のプログラムが決まり、チケットが4月23日(土)午前10時から発売されます。従来は6月頃の発売でしたが、今年から早まりました。
長野県松本文化会館では、例年熱心なファンが1週間ほど前からテントを張ってチケット購入のための「テント村」を作りはじめ、前日夜には1,000人を超える人々が列に並びます。特に小澤征爾氏の指揮する公演のチケットを望む人は、早くから列に加わるようです。
テント村では、サイトウ・キネンのボランティアスタッフを中心とする自治組織が編成され、安心して並ぶことができるよう配慮されています。クラシック愛好家同士の思わぬ交流の場ともなっており、公演よりもテント村が楽しみという人も多いようです。
- 2005.04.01
今年の信州の春のおとずれ
3月終りになっても、今年の信州は、豪雪地帯の飯山市など北信地方や山沿いで雪が多く、唱歌「早春賦」の歌詞「春は名のみの風の寒さや♪」がぴったりの今年の春です。それでも、あちこちでスイセンが咲き始め、市街地でもウグイスのさえずりが聞こえるようになりました。開花した梅が、雪中梅になって見られる時もあります。上高地等の山開きももうすぐです。
四賀村(4/1から松本市に合併)の福寿草まつりや、信州安曇野のわさびの花まつりも、イベントの期間は終了しましたがまだ花は見頃です。
スキー場も近年になく雪が豊富で、リフトの運転やシーズンを延長するところもあり、スキーヤー・スノーボーダーには嬉しいシーズンです。スキー・スノーボードの情報は、SNOWLOVE.NETなどをご覧ください。